補償割合が高くても保険金が少ない事がある!保険プラン選びで気を付けるべき事!

ペットの保険を選ぶとき、なるべく多く保険金をもらえるプランにしたい!という人は多いはずです。

しかし補償割合が高いほど自己負担額が少なくなる事は知っていても、免責金額と補償限度額によっては保険金が少なくなってしまう事を知っている人はあまりいません。

この記事では、保険金がおもったより少ない!という事態が起こらないように、保険金に対する免責金額と補償限度額の影響について説明します。

補償割合通りに保険金をもらえないことがある!その理由は?

「え?80%のプランに入ったのに実は80%貰えるわけじゃないの?」

と思っている方も居るかもしれませんが、実はペット保険には少し複雑な制約があります。

想定通りの保険金を貰うには、補償割合だけではなく免責金額や補償限度額について知っておく必要があります。

免責金額と補償限度額について説明する前に、まずはそもそも補償割合とはどういった仕組みなのかを知っていただく必要があります。

補償割合が高いプランと低いプランそれぞれの長所は?

補償割合が高いプランと低いプラン、それぞれの強みは一体なんでしょうか?

補償割合の違いによる差を具体的な例で見てみましょう!

例1 ペットが事故に遭い医療費が20万円かかってしまった場合

補償割合 自己負担金
50% 20万円 × 50% = 10万円
70% 20万円 × 30% = 6万円

上の表を見ればわかるとおり、補償割合が高い70%のプランの方が、自己負担金が少なくなっている事がわかります。

自己負担金が少ないということは、それだけ保険会社の支払う保険金が多いという事なので、補償割合が高いほど保険料は高くなる傾向があります。

逆に補償割合が低いプランの場合は保険料が比較的低い、と言うことになります。

なので、保険料をなるべく安くしたいという人と保険料が高くても手厚い補償を受けたいという人が、それぞれ自分にあったプランを選ぶ事ができます。

ですが、手厚い補償を受けたいと思って高い補償割合のプランを選んでも、実際に支払われる保険金は補償割合通りもらえないこともあります。

その理由は主に2つあり、1つは免責金額でもう1つが補償限度額です。

次は、免責金額によって保険金が何故少なくなってしまうのかについて説明します。

免責金額によって保険金の受け取り額が下がることがある?保険金を選ぶときは、免責金額も要チェック!

免責金額とは?

免責金額とは、飼い主が必ず負担しなければならない金額のことです。

具体的な金額が決まっており、会社によって0円だったり3千円だったり、2万円だったりします。

保険会社は、その金額未満の医療費に対しては、保険金を支払う義務を負わないと言うことになります。

免責金額があることで、もらえる保険金がどれくらい少なくなるのか具体的に確認してみましょう。

補償割合が50%と70%、免責金額がそれぞれ0円、3,000円、10,000円の6プランについて考えます。

医療費として15,000円かかったとすると、プランごとの自己負担金額は下の表のようになります。

なお、ここでは補償限度額については考えないこととします。

補償割合 免責金額 自己負担金
プランA 50% 0円 7500円
プランB 50% 3000円 9000円
プランC 50% 10000円 12500円
プランD 70% 0円 4500円
プランE 70% 3000円 6600円
プランF 70% 10000円 11500円

医療費が15000円の場合、免責金額が10000円となっている箇所の自己負担金がとても高い事がわかります (プランC、D)。

これは免責金額が10000円なので、15000円のうち補償の対象となる金額が5000円だけになってしまったためです。

5000円の70%である3500円は保険金として受け取れますが、残りの11500円は自己負担しなくてはなりません。

つまり、通院の医療費など、1回の費用がすくない治療では免責金額の影響がとても大きいです。

実際の会社では免責金額について細かい規定があったりしますので、注意してみてみましょう。

各社の免責金額

補償割合だけでなく補償限度も重要!同じ補償割合でも限度額で保険金が大きく変わる!

補償限度額というのは、保険会社が払う保険金の上限の事です。

補償限度額が低い場合、高い補償割合のプランに入っているのにその割合よりも少ない保険金しかもらえないことがあります。

補償限度額には2種類あり、1回あたりの治療費ごとに設定されている場合と、1年間の合計治療費に設定されている場合があります。

補償限度額で受け取れる保険金が何故少なくなってしまうのか?

それを確かめるために、具体的に保険金の支払い額を計算してみます!

あるペットが下のような保険に加入していたとします。

  • 補償割合:100%
  • 通院限度額:1万円
  • 補償限度額のタイプ:1回あたりの治療費ごとに設定

そのペットは10日間の通院で怪我を治療しました。

そのときにかかった治療費は下の表のようになります。

1回の費用 日数(回数) 合計費用
1.5万円 10日 15万円

では、限度額を踏まえて保険金の金額がどうなるかを、表で確かめてみましょう。

1回当りの保険金 日数 保険金
1.5万円 → 1万円 10日 10万円

100%補償と言うことで、15万円の保険金が下りるかと思いきや、限度額の関係でもらえる保険金は10万円となります。

つまり、単純に補償割合だけを見て保険を選んでも、補償限度額が低いともらえる保険金が少なくなる事があるのです。

各社の補償限度額をまとめましたので、参考にしてみてください。

各社の補償限度額の表

太字になっている箇所は、特に限度額が高いプランです。

1回あたりの補償限度額が高いプランでも、1年間あたりの補償限度額は低いこともあり、手厚いように見えてもあまり多く補償されない事もあるので注意が必要です。

また、手術の列を見るとわかるとおり、通院保障なしの手術むけ専用プランは手術保障限度額が高いです。

結論

補償割合が高いプランにしても実際の保険金はその割合以下になるケースがたくさんあります。

ひとつが免責金額が設定されている場合で、通院などの比較的安い医療費に対して大きな影響があります。

免責金額は全体の治療費に比べたら少ない金額だと思っていても、通院の度に免責金額の負担が重なると自己負担額は大きくなってしまいます。

もうひとつは補償限度額で、手術などの高い医療費に対してのネックになります。

50万円の治療費がかかってしまったときに保険プランの限度額が10万円では、40万円を自分で負担しなくてはいけなくなります。

これでは70%のプランに入っていたとしても20%しか保険金をもらえていません

高い補償割合は魅力的ですが、高い補償割合を生かすためにはなるべく免責金額の小さいプランや補償限度額が高いプランを選ぶ必要があるので、注意して保険選びをしてみてください。

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