ペット保険、窓口精算と後日精算とどっちを選ぶべき?【口コミの反応は?】

ペット保険の保険金請求方法には、2種類あるのはご存知ですか。そうです!後日精算と窓口精算です。

しかし、実際の所どちらの請求方法の方が自分に合っているのかよく分からないですよね。ここでは、後日精算と窓口精算のメリットとデメリットについて注目し、どんな人にどちらが向いているのか、また窓口精算に対応している保険会社は何社あるのかなどをご紹介していきたいと思います。

ペット保険は保険金の受取り方法が2種類ある

7割の保険会社では『後日精算(立替精算)』が一般的

ペット保険を取り扱う保険会社を見てみると、保険金請求の方法は2種類あることがわかります。

それが『後日精算(立替精算)』『窓口精算』です。

後日精算と窓口精算の請求方法

後日精算 治療費を動物病院で一旦払い、後日保険会社に請求する方法。
窓口精算 ペット保険証を提出することで、会計時に契約の補償割合などを除いた診療費のみを支払いする方法。

2つの違いを簡単に述べると、保険を契約している人が自身で手続きするのが『後日精算』、動物病院で対応してくれるのが『窓口精算』となります。

その中で約7割の保険会社は後日精算対応なので、窓口精算をしている保険会社は意外と少ないことがわかります。

治療費の精算方法の例

保険金請求する際の精算方法は2種類あることがわかりましたが、実際どのように治療費が精算されるのでしょうか。

例えば、70%補償のペット保険に加入していた場合を見てみましょう。

請求の例

後日精算の場合 窓口精算の場合
一旦、動物病院の窓口で20万円を支払う。
必要書類を保険会社に送付して申請することで、後日14万円が支払われる。
動物病院でペットの保険証を提示することで、補償割合を引いた差額分の6万円を支払うことになる。

※条件によって対応病院の窓口で精算出来ない場合があります。その際は窓口にて一旦治療費の全額をお支払い頂き、各保険会社に直接ご請求ください。

後日精算の場合は、一旦は自己負担をしてから保険会社に請求。

後日、契約者の指定口座に14万円の保険金が支払われる仕組みとなっています。

一方、窓口精算を見てみると、保険会社が発行するペットの保険証を提示することで補償割合を引いた6万円を受付で支払う流れとなります。

一連の流れだけを見ると、後日精算よりも窓口精算の方が手続きも楽に見えますし、今の所特にデメリットがあるとも感じられません。

手持ち不足で悩む必要もなければ、利便性も高いと考えると「窓口精算がいいのでは?」と誰もが思うでしょう。

では、なぜ請求方法に後日精算と窓口精算の2種類が存在するのでしょうか。

その理由は、それぞれのメリット・デメリットで明らかになります。

全国の動物病院で対応可能な後日精算!しかし、一時的な負担は大きい【メリット&デメリット】

先述では、正直あまり良さを見出せなかった後日精算。

後日精算にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

後日精算のメリットとデメリット

メリット デメリット
①全ての動物病院で対応可能 ①窓口精算より手間がかかる
②窓口精算対応のペット保険プランよりも選択肢が多い ②一時的に診療費(保険金)を負担しなければいけない

後日精算は全国の動物病院に対応している

後日精算の最大のメリットとしては、日本全国の動物病院に対応しているということ。

全ての動物病院に対応していると考えると、窓口精算に対応している動物病院を探す手間も省けますし、日本全国どこにいても利用できるのが後日精算の良さなのではないでしょうか。

また、窓口精算に対応している保険会社の数が全体の3割しかないことから、選べるプランも限られてきてしまいます。

その点後日精算であれば、対応している保険会社が多いことから選択肢の幅も拡がるため、より自分に合ったペット保険を選ぶことが可能になります。

高額な医療費を払うのは例え一時的でも厳しい…飼い主への負担が最大のダメージ

後日精算の場合、窓口精算のように動物病院で手続きをしてくれるわけではありません。

各保険会社が指定する保険金請求書に必要事項を明記し、診療明細書などと一緒に郵送する手続きをご自身で行わなくてはいけません。

また、保険会社に書類が届いた日から約1ヶ月後に保険金が支払われることが多いため、窓口精算に比べると手間と時間がかかるのが難点と言えます。

更に後日精算のデメリットはこれだけではありません。

先述でもご紹介したように、やはり一時的だとしても一旦発生した治療費を全額支払わなくてはいけません。

SMBCコンシューマーファイナンスが『20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査』をした所、『貯蓄ゼロ』と回答したのが世代別に20代18.6%、30代20.0%、40代23.2%と、世代別で見ても約2割の人が貯蓄をしていないことがわかります。

引用:SMBC(20 代・30 代・40 代の金銭感覚についての意識調査 2020)

もしも、この約2割に該当する人がペットを飼っていて高額な医療費が発生したとしたら、例え後から保険金が降りるとしても、後日精算ではかなり負担が大きいと言えるでしょう。

ペット保険の後日精算に関する声

後日精算はどうしても手間や一時的な負担がかかるのは、誰しもネックに感じているようです。

しかし、そもそもペットの診療費が払えないほどの経済力であれば、飼うこと自体を考え直す必要性もあるのかもしれませんね。

窓口精算は何よりも手続きが楽!しかしその分、保険料は割高に…?!【メリット&デメリット】

では、窓口精算についてはどうでしょうか。

窓口精算のメリットとデメリット

メリット デメリット
①一時的な自己負担が少なくて済む ①保険料が高くなりやすい
②保険会社に請求手続きを踏まなくてよい ②ペット保険に対応していない動物病院がある
③支払われるかどうか、後日心配する必要がない ③ペットの保険証を忘れたり、紛失したりした場合、その時の診療費に関して非対応
④ペットの保険証を見せるだけでOK! ④同日2回目以降の受診は非対応

以上の点を踏まえ、詳しく解説していきます。

飼い主の心身における負担軽減が最大のメリット

窓口精算対応のペット保険に加入することで、何よりもまずは金銭面での心配が軽減されます。

窓口精算に対応しているペット保険の場合、下記のようなペット専用の健康保険証が作成されます。これを動物病院の受付時に提示すれば、保険金から差し引いた金額分の支払いとなります。

引用:アニコム(どうぶつ健康保険証)

そのため、後日精算のように一旦立替をする必要もなければ、書類記載の手間もありません。

更に窓口精算であれば、動物病院側がその場で保険対象の有無を判断して手続きを行ってくれるため「保険おりるかな…?」と不安になる心配もありません。

窓口精算は、飼い主にとって心身共に負担を軽減してくれると言っても過言ではないでしょう。

便利な分、保険料は割高に?!窓口精算対応の動物病院数も限りがある

利便性が高く、飼い主の心身の負担までも軽減してくれる窓口精算ですが、決してデメリットがないわけではありません。

便利で楽な分、それだけ保険料が割高となる傾向にあるのです。

例えば、窓口精算に対応する「アニコム」と後日精算のみ対応の「FPC」での保険料を比較してみましょう。

どちらも補償割合が同じ70%であるとします。

窓口精算と後日精算の保険料の比較

犬種がチワワで保険料が年払いの場合
年齢 アニコム
【どうぶつ健保ふぁみりぃ】
70%プラン
FPC
【フリーペット保険】
70%補償プラン
0歳 26,770 21,250
1歳 25,510 21,250
2歳 25,880 21,250
3歳 27,430 21,250
4歳 32,460 21,250
5歳 34,900 31,950
6歳 38,360 31,950
7歳 42,820 31,950
合計金額 254,130 202,100

なんと、同じ補償割合でも 52,030円も保険料に差が違ってくるのです。

ではなぜ、窓口精算にしただけでここまで保険料に差が生じるのでしょうか。

その理由は、窓口精算を行う上でのシステム内容を獣医師や動物看護士に教育するための「人件費」「システム維持費」などが挙げられます。

そのため、後日精算に比べ窓口精算は利便性が高い分、それ相応の保険料が発生してしまうのです。

ペット保険の窓口精算に関する声

窓口精算を利用している飼い主さんの声を聞いてみると、やはり「簡単で楽!」「便利!」という声が大多数ありました。

しかし便利な分、それに伴う保険料の高さがネックで保険会社を見直ししている人もいました。

利便性を取るか、保険料を取るかによってペット保険の選び方も変わってきそうですね。

保険料の安さ重視なら後日精算、利便性を選ぶなら窓口精算

先述では、後日精算と窓口精算のメリット・デメリットについてご紹介しましたが、結局の所どちらを選ぶべきは悩む人も多いかと思います。

メリット・デメリットを見た上で結論付けるとすれば、

同じ補償割合であればなるべく保険料を抑えたい!と思えば…

『後日精算』

保険料が多少高くなってもいいから利便性を選びたい!と思えば…

『窓口精算』

となるのではないでしょうか。

次項では「やっぱり保険料が少し上がってもいいから楽な方を選びたい!」と思った方に向けて、窓口精算対応のペット保険についてご紹介していきます。

窓口精算が可能な保険会社は全部で3社

窓口精算が可能なペット保険はどこになるの?

ペット保険で窓口精算に対応している会社は全部で3社あります。

それが「アニコム」「アイペット」「ペット&ファミリー」です。

窓口精算できるペット保険3社の対応病院数

保険会社 アニコム アイペット ペット&ファミリー
対応病院数※1 6,361件 4,802件 308件※2
対応病院確認先 アニコム損保動物病院検索 ipet全国動物病院検索 ペット&ファミリー動物病院検索
窓口精算対応プラン どうぶつ健保ふぁみりぃ
どうぶつ健保しにあ
うちの子 げんきナンバーわん

※1.2020年4月2日現在 ※2.47都道府県中、12件(山梨県、和歌山県、鳥取県、岡山県、島根県、徳島県、愛媛、高知県、大分県、宮城県、鹿児島県、佐賀県)は対応医療機関が2020年4月2日現在なし

対応医療機関を見ると、圧倒的件数を誇るのは「アニコム」となっています。

但し、アニコムの「どうぶつ健保ぷち」、アイペットの「うちの子ライト」、ペット&ファミリーの「げんきナンバーわんスリム」などプランの一部は窓口精算に対応していないので注意が必要です。

また、かかりつけの動物病院が窓口精算に対応していない場合は後日精算となります。

その際、保険金の支払い期間としては、アニコムとアイペットが30日以内、ペット&ファミリーが20日以内となります。

またアニコムの場合は『LINEで保険金請求』というサービスを展開しています。

もし来院した病院が窓口精算に対応していなくても、LINEで簡単に手続きを済ませることができます。

https://pet.hokenshiki.com/column/articlep623

それぞれどんなペット保険なの?サービス内容や保険料について

ここでは、更にアニコム・アイペット・ペット&ファミリーについて詳しく見ていきましょう。

3社のプランはどれも共通して『通院・入院・手術』の3つの補償が付いたプランが窓口精算に対応しています。

窓口精算できるペット保険3社の補償内容

保険会社 アニコム アイペット ペット&ファミリー
加入年齢
(犬猫の場合)
7歳11ヶ月まで 12歳11ヶ月まで 7歳11ヶ月まで
補償割合 70%/50% 70%/50% 70%/50%
賠償責任有無 あり あり なし
割引制度 ・健康割増引制度補
・多頭割引
・多頭割引
・無事故継続割引
・インターネット割引
なし
その他サービス内容 ・健康チェックサービス(腸内フローラ測定)
・しつけ健康相談サービス
・迷子捜索サポートサービス
・どうぶつライフサポートサービス
・メールマガジン
・クラブアイペット ・ワンニャン相談室(相談無料)
・T&Dクラブオフ(各種施設優待)
保険料※4 3,420円~ 2,850円~ 1,530円~

※4.トイプードル1歳(月払)補償割合70%の場合

補償割合を見ていくと、3社とも70%または50%から選択することが可能です。

但し、ペットの賠償責任特約(犬または猫が他人や他のペットにケガをさせたり、物を壊したりして損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われる特約のこと)は、ペット&ファミリーはありません。

特約を付けたい場合は、アニコムかアイペットを選ぶとよいでしょう。

もし付けるべきか悩む場合は、一度ご自身が契約している自動車保険や火災保険の補償内容を確認してみましょう。個人賠償責任特約を付帯していれば、ペットも対象となる場合があるため無理に入ることはありません。

窓口精算は『便利で楽!』が最大のポイント!

窓口精算は利便性が高く、手軽に保険を使えることから多くの人から好評を得ています。

しかし、全ての動物病院が窓口精算に対応しているかといえばそうではないですし、便利な分保険料が高い所がネックと言えます。

もしも窓口精算にするべきか、それとも後日精算のペット保険にするべきか悩んでいるようなら、まずはご自身のライフスタイルやお財布事情に合ったペット保険を選ぶことをおすすめします。

その理由は、窓口精は保険料が割高になりがちであることと、対応している動物病院に限りがあるからです。

今回説明した窓口精算と後日精算のメリットと注意点をよく確認しながら、ぜひ検討してみてくださいね。

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表示内容は特別に記載のない限り2020年4月15日現在の内容です。