ペット保険違反、病歴や嘘がバレるとどうなる?実は告知義務、免責の回避方法がある?

実はペット保険にも人間の保険と同じように”告知義務”があるのはご存知でしたか。

もし、告知した内容がウソだった場合、「告知義務違反」として契約を解除される場合もあります。

それでは、まず告知義務とは何かというところからご説明しましょう。

ペット保険には、加入する前にいくつか確認事項があります。

具体的にはペットの年齢や過去の病気などについてです。

その中で質問に答える際、虚偽の報告・違反をしてしまうと『告知義務違反』となってしまい、保険の補償が受けられなくなってしまうことがあるのです。

ペット保険の告知義務

ペット保険の告知義務とは?

ペット保険を販売しているどの保険会社でも必ず『告知義務』があります。

この告知義務は、各保険会社によって内容が異なりますが、大まかな内容としては次のようになります。

告知する内容
  • ペットの年齢
  • 現在~過去までの健康状態(病気やケガをしたことがあるか)
  • 犬種、猫種など動物の種類や品種
  • 体重
  • ワクチン摂取状況など

もしこれらの内容に虚偽・違反があった場合、加入を断られたり補償の対象外になってしまうことがあります。

獣医師による病歴診断書が必要な保険会社もある

保険会社の中には、加入時に獣医師の診断書を義務付けている会社もあります。

提出義務がない
  • アイペット
  • アニコム
  • イーペット
  • ペット&ファミリー
  • 楽天
  • au
  • FPC
  • PS

提出義務がある
  • アクサ
  • アニマルクラブ
  • ペッツベスト
  • ペットプラス

診断書を義務付けているといっても、基準内容は各保険会社によって異なります。

ペット保険に加入予定の方は、内容をきちんと確認するようにしてください。

※表は横にスクロールできます

会社名(順不同) 獣医師の診断書の提出義務
アクサ
満9歳以上については、健康診断の受診が必須。
アニマル倶楽部
下記年齢以上の犬・猫は告知書での回答と
弊社所定の健康診断書(血液検査等)が必要。
(1)小型犬 6歳
(2)中型犬 6歳
(3)大型犬 6歳
(4)猫 6歳
ペッツベスト
健康診断書は以下の場合に必要
犬 Aグループ 10歳以上
犬 Bグループ 8歳以上
犬 C,D グループ 5歳以上
猫 8歳以上
ペットプラス
満7歳以上でプラチナプラン90%もしくは
ゴールドプラン90%をご希望の場合のみ、
株式会社指定の健康診断書の提出が必要

告知義務、もし病歴の嘘を付いたらどうなる?ばれる?

もしペット保険に加入する際、嘘を付いたり、事実を正確に告げなかった場合はどうなるのでしょうか。

基本的には、保険金請求後、保険会社が病院に問い合わせて不正が発覚することが多いようです。

そのため、担当の獣医師さんに聞けばすぐに嘘だとわかってしまうのです。

嘘による報告違反は『告知義務違反』となり、保険会社はその保険契約を解除することができます。

そして保険契約が解除となると、今まで支払った保険料の返還もなくなります。

嘘を付いても何もよいことはありませんので、真実をきちんと告知するようにしましょう。

悪気はなくてもダメ?

嘘を付くつもりは全くなかった場合、どうなるのでしょうか。

【例:Aさんの場合】

「うちの子は以前、嘔吐を繰り返していた時期があったのよね…でも今は元気で健康だからこのことは別に言わなくてもいいっか!」

Aさんのペットは以前、嘔吐をしていた時期がありました。

嘔吐をしていた時期にかかった動物病院で獣医師から病名を告げられていた場合、たとえ過去の話であったとしても保険会社の指定する期間内であれば報告する義務があります。

こんな場合、

たとえ本人に悪気がなかったとしても、告知内容によっては違反とみなされてしまいます。

場合によっては保険の解除を言い渡されることもあるので注意が必要です。

もしも「この場合はどうなるんだろう…」「過去に病気をしていたかわからない」など、わからないことがあった場合は、保険会社やかかりつけの動物病院に確認しておくとよいでしょう。

告知事項にのってる病歴のあるペットは保険に入れないの?

「うちの子、過去に病気をしているからペット保険は入れないのかしら…」と、不安に思う方もいることでしょう。

では、どのような病気やケガだとペット保険に加入ができないのでしょうか。

各保険会社では、病気やケガの詳細に対しての審査基準を公表していません。ただし、一般的には次のような病気やケガは契約が難しいかもしれません。

加入が難しい病気
  • 悪性腫瘍(ガン)
  • 糖尿病
  • 慢性腎不全(腎臓病)
  • 脳・神経疾患
  • 椎間板ヘルニア

など

これらの病気は各保険会社によって基準が異なるため、一概に「入れません!」と断言はできませんが、恐らくかかった時期や治療状況などに関わらずペット保険の加入は難しいといえるでしょう。

詳しくは各保険会社の重要事項説明書や約款※1、告知書などを確認してみてください。

※1.約款(やっかん):契約から消滅までの取り決めを記載したもの

状況に応じてペット保険に加入できるかも!?

保険会社によっては、次の病気の場合であれば契約ができる場合もあります。

加入できる可能性がある病気
  • アレルギー、アトピー性皮膚炎
  • 歯周病
  • 白内障、緑内障
  • 股関節形成不全
  • 膀胱炎

など

ただし、その病気や部位が補償対象外になったり、保険に加入ができない場合もあります。

また、告知書に記載する内容に応じて契約が可能かどうかが判断されます。

加入についての基準は、各保険会社によって異なりますので個別に確認する必要があります。

どこまでさかのぼって告知するべき?

ペット保険は、告知をしなければいけない病気やケガの時期はその種類によっても異なってきます。

そもそも保険に入れないような病気に関しては時期を問わず、1回でもかかれば告知する義務があります。

また、直近で症状がなかったとしても既往症※2先天性異常と判断されてしまい、契約に支障が出る場合があります。

中には、特定の病気や部位の病気を補償対象外にするものは、過去3~6ヶ月以内に限って該当するかどうかを問う保険会社もあります。

再告知によって補償対象になることも!

ペット保険は人間の保険とは異なり、1年更新のものがほとんどです。

そのため、加入時に特定の病気が補償から外されてしまったとしても(免責付き加入)、更新時に完治していれば再告知により、補償対象になることも少なくありません。


※2.既往症(きおうしょう):過去にかかったことのある病気のこと。現在は治療していたり、完治しているもの。

【注意】加入できても補償されない費用もある

ペット保険に加入をしていても、補償されないケースもあります。

主な補償対象外の費用
  • 予防接種の費用
  • ワクチン接種で予防できた病気
  • 健康診断
  • 妊娠、出産費用
  • 故意によるケガ
  • 自然災害でのケガ

など

これらの内容に関しては、どこの保険会社も共通事項として挙げられています。

また、現在治療中の病気やケガについても補償されないこともありますので、各保険会社の規定をよく確認しましょう。

申込時に、一度条件をつけられても時間をおけば、病歴がばれずに無条件で加入できる!?

さきほど、病歴を告知した際に、免責付きで加入できると説明しましたが、免責なしで加入することは不可能なのでしょうか?

Twitterで知らべて見ると興味深い投稿がありました。

この投稿を見てみると、投稿者は一度ペット保険に申し込んだものの免責事項をつけられたため加入をやめたようです。

しかし時間をおいてもう一度加入を試みたら、なんと免責事項なしで希望のペット保険に入れたようですね。

ペット保険の告知告知書は、告知しなければいけない病歴の期間が会社ごとにきまっています。

よって、その期間を超えてから申込むことで免責を避けられることもあるようです。

こんな時も必ず保険会社へ連絡を

「ペットが亡くなった」「ペットを他人に譲渡した」「契約時の住所に変更があった」「名字が変わった」など、契約時に交わした情報に変更点があった場合は、必ず保険会社に連絡をしなくてはいけません。

「うっかり忘れてた!」とならないように、必ず連絡を入れるようにしましょう。

ペット保険の告知義務、病歴の嘘をつくとバレる可能性が高い

ペット保険に加入する際は、人間の保険と同じように『告知義務』があります。

各保険会社から確認される事項に1つでも虚偽報告があれば『告知義務違反』となり、契約ができなくなったり、解除されてしまったりする場合があるので注意しましょう。

告知義務のおさらい
  • 保険会社によって獣医師の診断書が必要な場合がある
  • 契約時の情報に変更があった場合は保険会社に通知する必要がある
  • 動物病院への確認があるのでウソの申告は通じない
  • 告知内容によって特定障害不担保※3が設定される場合がある
  • 告知義務違反をすると契約解除になる可能性がある


※3.特定障害不担保(とくていしょうがいふたんぽ):契約者が約款に定めた特定の障害状態(視力、聴力障害)になった場合でも高度障害保険金の支払いをせず、保険料払込免除も行わない特別条件のこと。

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表示内容は特別に記載のない限り2019年7月11日現在の内容です。

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