ペット保険でよくある「トラブル・免責」まとめ!知っておくべき回避方法とは?

皆さんは『ペット保険』に加入していますか?

加入している人は、免責事項を確認していますか?

きちんと確認をしておかないと、万が一の時に補償が受けられない等のトラブルに遭うかもしれません。

今回は「そんなこと聞いていない!」とトラブルにならないようにするために、知っておきたいペット保険の仕組みや免責内容を事例を見ながら解説してきたいと思います。

保険加入時のトラブル

【告知義務】嘘偽りなく報告しないとトラブルのもとに!?

ペット保険の仕組みは人間の保険とほぼ同じです。

そのため、保険会社からペットに関して様々な質問をされます。

その中の1つが「過去にペットが病気やケガをしたことがあるか」です。

Aさんの場合

愛犬は1年前に椎間板ヘルニアを患いました。
 
でも今は元気に走り回っているし問題ないと思い、このことを保険会社に申告せずペット保険に加入しました。
 
加入をして半年後、愛犬が再度椎間板ヘルニアを発症してしまいました。
 
そのため直ぐに保険会社へ連絡をしたら、告知義務違反なので支払うことはできないといわれてしまいました。
 
こんなことってあるのでしょうか?

回答

ペット保険は、人間の保険と同じで加入前に必ず『健康状態の告知義務』があります。

そのため正しく事実を告知しなかったり、事実と異なる告知をしたりした場合は「告知義務違反」にあたり、補償されなかったり契約を解除されたりしてしまう場合があります。

また、各保険会社によって告知義務内容は異なりますが、ペット保険加入時に保険会社から聞かれる主な内容としては以下のようなものがあります。

告知が必要な内容
  • ペットの年齢、体重、種類や品種
  • 過去にかかったことのある病気やケガの有無
  • 現在治療中、もしくは経過観察中の病気やケガの有無
  • 過去3ヶ月以内に動物病院で行った診察の有無(予防以外)
  • ワクチンの接種状況の有無
  • 愛玩動物、または伴侶動物かどうか※1

※1:売買を目的として飼育や管理されている場合や、ブリーダーにおいて繁殖を目的として飼育や管理されている動物は、ペット(愛玩動物や伴侶動物)として該当しないため、ペット保険に加入ができません。

保険会社によっては、加入時に獣医師による診断書を義務付けているところがあったり、告知内容に基づき条件を付けた上で契約を引き受ける場合もあったりします。

いずれにせよ、ペット保険加入時に虚偽の申告や「今は元気だから大丈夫だろう」といった独断での判断で申告をしなかった場合も、告知義務違反となってしまうので注意が必要です。

【ペット保険の告知義務について更に詳しく知りたい方はこちらから】

保険金請求時のトラブル

【免責事項】ペット保険は全てが補償対象というわけではない!

Bさんの場合

先日、愛猫を動物病院に連れて行き避妊手術を行いました。
 
手術の費用保険会社で負担してもらえるなと思い、保険会社に電話したら補償対象外といわれてしまいました。
 
ペット保険って手術をしたら、お金が下りるものじゃないのですか?

回答

ペット保険には、免責事項というものがあります。

免責事項とは、保険会社が取り決めた内容に該当しているものは保険金を支払わない項目のことをいいます。

今回愛猫が避妊手術を行ったということですが、そもそも避妊手術は病気に該当しないため補償の対象外となります。

また各保険会社によって内容は異なりますが、一般的な免責事項は以下の通りです。

主な免責事項
  • 故意による病気やケガ
  • 先天性疾患や遺伝性疾患によって生じている病気やケガ
  • 自然災害等による病気やケガ
  • 予防できる病気※2
  • 予防医療(例:ワクチン接種、予防費用、マイクロチップの埋込)
  • 健康食品、医薬部外品費用(例:サプリメント、医薬品指定のない漢方薬)
  • 代替治療など(例:アロマセラピー、温泉療法、漢方、免疫療法)
  • 妊娠、出産に関わる費用(例:妊娠、出産、帝王切開、不妊や避妊に関する費用)

動物 予防できる病気一覧
ジステンパー、コロナウイルス感染症、狂犬病、伝染性肝炎、アデノウィルス感染症、パルボウイルス感染症、レプトスピラ感染症、パラインフルエンザなど
猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症/FPLV)、猫白血病ウイルス感染症(FeLV)、カリシウイルス感染症、ウイルス性鼻気管炎(ヘルペス)、クラミジア、猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症(猫エイズ)または、猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症が原因と認められる病気など
獣医師の指導下において適切な予防処置をしなかった場合に発症したフィラリア症(犬糸状虫症)

各ペット保険が定める免責の病気

動物病院の診断書が必要な場合もある

Cさんの場合

保険会社に保険金を請求するため、請求書と領収書の原本を送った。
 
しかし後日、保険会社から診断書も必要と連絡を受けた。
 
診断書は保険会社で負担してくれるのか聞いたら、それはできないといわれた。
 
そもそも診断書はお金がかかる。
 
そんなの聞いていないし、知らないよ!

回答

保険金の請求は、窓口での精算ができる保険会社を除き必ず保険金請求書と動物病院でもらう領収書の原本が必要になります。

また、保険会社によっては動物病院の診断書が必要となる場合もあります。

この診断書は人間の病院と同様で有料となります。

金額としては2,500~5,000円ほどですが、基本的には加入者が負担となるケースがほとんどです。

そのため、動物病院でかかった費用が低額だった場合、保険金請求をしない方がよい場合もあります。

Cさんのようなトラブルを起こさないようにするためにも、保険金請求をする際は何が必要なのかを保険会社に確認をしましょう。

また保険会社によっては、ペット保険に加入後などに同封される「保険金請求方法のご案内」に詳細が記載されていますので、内容をきちんと確認しておきましょう。

保険金の支払い日を確認しよう!

Dさんの場合

先日、愛犬が階段からジャンプをして骨折してしまいました。
 
その時の入院・手術・通院費が合わせて30万円ほどの請求でビックリ!
 
私が加入しているペット保険は立替精算だから一旦は何とか支払ったけど、給料日前だし金欠気味…
 
いつ支払われるのか保険会社に電話したら1ヶ月ほどかかるって…
 
それじゃ困るわぁ…

回答

各保険会社によって支払い日が異なりますが、保険金の支払いが確定したとしても、支払うまでの期間が数日~30日以内までと幅があります。

そのため「直ぐに支払ってもらえると」と思っていたら期待通りにいかず、凄く困ってしまったというケースも少なくありません。

ご自身が加入しているペット保険の支払期間は、いつ頃なのかをきちんと確認をしておきましょう。

ペット保険の契約更新や解約時のトラブル

契約更新時も嘘を付いてはいけない!

Eさんの場合

そろそろペット保険の更新月だ。
 
この間、愛猫がダニが寄生する毛包虫症(別名:ニキビダニ、アカラス)という病気を発症したんだよね…
 
これ、保険会社に報告したら次回からペット保険に加入ができない
のかな?
 
だったら黙っておこうかな
 
これって平気?

回答

ペット保険の契約期間は1年です。

そのため、免責事項に該当する病気やケガを契約期間内に発症した場合でも、必ず申告する必要があります。

もし申告をしないで契約を更新し、発覚した場合は告知義務違反として補償が受けられなかったり、更新出来なかったりする場合があります。

多くの保険会社では、免責事項に該当する病気やケガを発症した場合は、次回の契約時に条件を付けた更新内容で案内されることがあります。

条件付きの更新に関する事例
  • 該当の病気やケガは補償対象外となる
  • 支払う保険料が上がる
  • 補償金額の減額
  • 別プランへの変更

各保険会社によって条件付けは、更新基準が異なります。

場合によっては契約更新ができない場合もありますが、嘘を付いて更新することは契約違反です。

必ずペットの現状を報告し、保険会社に相談をするようにしましょう。

ペット保険を解約する場合は必ず連絡を!

Fさんの場合

最近、愛犬が天国へ旅立ちました。
 
丁度ペット保険の契約期間も切れる頃だったので、そのままにしていれば自動的に解約されると思っていました。
 
ところがある日クレジットの請求を確認したら、毎月ペット保険の支払いをしていることがわかりビックリ!
 
ペット保険って自動更新だったの?!

回答

保険の契約は原則、自動更新です。

そのため解約をしたい場合は、契約満期日の1ヶ月前までに必ずご自身で保険会社に連絡するようにしましょう。

また、解約する場合は書面による手続きが必要な場合もあります。

保険会社から送付される書面は必ず目を通し、期日内に送るようにしてくださいね。

ペット保険のトラブル、事前に知っておけば防げることも

ペット保険のトラブルが生じてしまう多くは、

「聞いていない」

「知らない」

「約款等を読んでいない」

など、加入者がペット保険の内容をきちんと把握できていないことが原因です。

またペット保険の内容は非常に複雑なので、約款を正確に把握することはとても難しいといえます。

しかし、だからといって「わからなかった」「読むのがめんどくさい」といった理由で済まされる内容ではありません。

また、ペット保険の多くは対面での契約よりもインターネットや郵送による契約が多いため、余計にトラブルが発生しやすい状況ともいえます。

「知らなかった」「聞いていない」といったトラブルを防ぐためには、ご自身がきちんと保険内容を確認して把握すること、わからない場合は各保険会社のお客様窓口に問い合わせて確認することが大切です。

大切なペットを守れるのは飼い主のあなたしかいません。

ペット保険に加入する際は正しい知識を持った上で、ご自身とペットに合った最適なプランを選んでいきましょう。

そして、「もしものときの金銭的負担を減らしたくてペット保険に加入しているのに、いざ請求したらお金がおりなかった…こんな保険なら加入しなければよかった!」と後悔しないために、次のようなことに注意しましょう。

  • 加入前審査で補償対象外に設定された病気に納得した上で加入する
  • 加入時に治療中のケガ、病気は補償されないなど、基本的な条件を把握する
  • 予期しない理由で不払いになる可能性があることも知る
  • 事前に補償の対象にならない傷病をチェックしておく
  • 気になることは事前に保険会社に問い合わせる

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表示内容は特別に記載のない限り2019年7月18日現在の内容です。

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