ペット保険でワクチン接種は補償されない!それでもペット保険に加入する意味とは?

ペット保険は、犬が病気になったりケガをした際に病院でかかる治療費を負担してくれるものです。犬に毎年受けさせなければならないワクチンに関しても、ペット保険が適用されると思っている人も多くいます。
ペット保険は病院でかかる「治療費」に適用されるものですが、ワクチン接種に関してはどうなのでしょうか。
今回は、ワクチン接種時に保険が適用されるのかどうかという点について紹介するととともに、ワクチン接種の必要性などについても触れていきます。

ペットの保険会社では、ワクチン補償をしていない

ペットの病気やケガなどの治療費を負担してくれるペット保険は便利なものですが、実はワクチン接種には対応していません。 
ペット保険は傷病にのみ適用される保険なので、予防を目的としたワクチンの他にも妊娠や出産時にかかる費用や去勢・避妊の費用にもペット保険は適用されません。
また、ワクチンを受けることで防ぐことができる病気にかかった場合にも、基本的に保険は適用されないので注意が必要です。
保険加入前に発症した病気やケガの治療費に関しても適用されないので、気をつけましょう。

法律で接種が義務付けられているワクチン

保険が適用されないからといって、ワクチンを受けさせないわけにはいきません。犬の飼い主には年に1回ワクチンを接種させること(狂犬病予防接種)が義務付けられているので、これを行わないと法律違反になってしまいます。
ワクチンとしては大きく分けて2種類、犬と猫でも接種するワクチンも異なるので、チェックしておきましょう。
参考:https://www.axa-direct.co.jp/pet/pet-ms/detail/5042/

狂犬病ワクチン

国内での発症例はほとんどないのであまり実感がわかない人も多いでしょうが、狂犬病は恐ろしい病気です。
現在は検疫によって海外からの動物の入国が厳しく規制されているので国内での狂犬病のは根絶されていますが、これから発生する可能性は0ではありません。
狂犬病は根本的な治療法が確立されておらず、病原菌を持つ犬や猫などの動物に噛まれることで人間も感染する可能性があります。
ワクチンを定期的に摂取させることによって、発症の可能性を抑えることができます。

混合ワクチン

混合ワクチンは、複数のワクチンを組み合わせているもので、様々な病気を防ぐことができます。
混合ワクチンには何種類入っているものを選ぶかによってその効果も変わってきます。田舎などは病原菌を持つ野生の動物が多いので、より多くの病気を防ぐのに効果的な種類数の多い混合ワクチンを受けるのが理想的とされています。
犬や猫では混合ワクチンで防ぐことができる病気も異なり、それぞれ投与する薬も変わってきます。

犬に義務付けられているワクチン

犬の混合ワクチンでは2種から11種までたくさんの種類があります。一般的に動物病院で投与してもらうのは6種ワクチンや8種ワクチンが多いです。
全部の動物に接種すべきワクチンは「コアワクチン」、感染のリスクに応じて接種するワクチンととして「ノンコアワクチン」というものがあります。
参考:https://www.jsvetsci.jp
混合ワクチンは数種類のワクチンを個別で投与するものではなく、数種類のワクチンがあらかじめ混合されて作られているので、接種は1回で済みます。ただ、子犬などは体が弱いので、混合ワクチンを数回にわたって接種させる必要があります。

猫に義務付けられているワクチン

猫の場合は犬と違って散歩をさせるわけではないので、基本的に室内での飼育になります。そのため感染症にかかる可能性は高くはありませんが、それでも全くないということはないので、ワクチンの接種がやはり義務付けられているのです。
猫のワクチンの種類は犬ほど多くはなく、6種類が基本となっています。
外出が少ない猫でも空気感染や母子感染などによって病気にかかる可能性はあるので、やはりしっかりとワクチンを接種させることが大切です。

ワクチンで予防できる病気

ワクチンの接種によって、犬や猫が病気にかかる可能性を大きく低下させることができます。では、ワクチンで予防できる病気にはどのようなものがあるのでしょうか。犬猫別に紹介していきます。

犬の病気

犬の混合ワクチンで防ぐことができる病気としては、以下のようなものがあります。
・犬パルボウイルス感染症
・犬ジステンパーウイルス感染症
・犬伝染性肝炎
・犬コロナウイルス感染症
・犬レプトスピラ感染症
・犬アデノウイルス(2型)感染症
・犬パラインフルエンザ感染症
特に犬ジステンパー感染症は発症すると致死率が50~90%と高く、有効な治療法はありません。
これだけ多くの病気にかかるリスクがあるので、やはりしっかりとワクチンを接種させることが大切なのです。

猫の病気

猫の病気は犬の病気と比較すると、さほど種類は多くありません。以下の通りなので、こちらもチェックしてみてください。
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
・クラミジア感染症
・猫白血病ウイルス感染症
成猫の場合は命に関わるほどの病気は少ないですが、別の病気を併発することで命を落とす可能性もあるので注意が必要です。また、子猫の場合は免疫力が弱いので、発症すると死に至る可能性もあります。
このほかにも気をつけなければならない病気として猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)と呼ばれるものもあります。
これは日本ではワクチンがまだ認可されていません。

ペットによっては、ワクチンアレルギーが出ることも

病気を防ぐためにペットへの接種が義務付けられているワクチンですが、投与する犬や猫によってはアレルギーが出てしまうこともあるので気をつけなければなりません。
ワクチンによるアレルギーとしては、以下のようなものがあります。

アナフィラキシーショック

アレルギーの代表的な症状と言えるのが「アナフィラキシーショック」です。起こるのはごく稀ではありますが、重篤な症状に陥る場合もあります。

皮膚の異常

犬や猫によっては、ワクチンの接種によって体に皮膚炎や顔の腫れなどが起こってしまう場合があります。
皮膚が弱い犬や猫の場合は発症すると症状が重くなってしまう場合もあるので、注意しなければなりません。

消化器の異常

ワクチンを接種することで、消化器にも負担がかかって症状が出る場合があります。嘔吐や下痢などの症状が起こる場合があるので、気をつけましょう。

ワクチンアレルギーを補償してくれるペット保険

ワクチンの接種に関してはペット保険の補償対象外となっていますが、ワクチンを接種することで起こったアレルギーに関しては補償してくれる場合もあります。これは保険会社によっても異なるので、保険が適用されるペット保険について紹介しておきます。

保険会社名 ワクチンアレルギー
au
FPC ×
PS保険 ×
SBI
アイペット
アクサ 〇※
アニコム
アニマル倶楽部
イーペット
ペッツベスト
ペット&ファミリー
ペットプラス ×
楽天


※アクサに関しては、過去にアレルギーを発症した疑いがなければ保険が適用されます。
※○についても、翌年度の契約更新時に補償対象外として契約となるケースがあります。詳細は各保険会社にご確認下さい。

ワクチンアレルギー補償のペット保険に入っておこう!

今回は、ペット保険でワクチンの費用は対象になるのかということや、ワクチンアレルギーについて紹介してきました。
ワクチンの接種にかかる費用は基本的にペット保険では補償してもらうことはできませんが、ワクチンによって起こるアレルギーの治療費は補償してもらえる場合があります。
ワクチンによるアレルギーが起こるかどうかは犬や猫の体質によるものなので、万が一に備えてワクチンのアレルギー補償があるペット保険に加入しておきましょう!

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