生命保証とペット保険の違いは?期間や補償内容、注意点を徹底解説!

ペットショップやブリーダーなどでペットを購入した際、「生命保証」が付いてくるのはご存知でしょうか?もしかしたら、ペット保険と混同している人もいるかもしれませんが、実際は別物です。ではどんな違いがあるのか、詳しく解説していきたいと思います。

犬や猫など、ペットを家族に迎える際、多くの方がペットショップやブリーダーを利用することでしょう。
ところで、その際「生命保証」が付いていることはご存知でしょうか?
生命保証とは、購入から特定の期間内なら、特定の状況下で「一部返金」「代替の子を提供する」などの対応をしてくれる制度です。
これは「動物の愛護及び管理に関する法律」で定められており、販売者の義務となっています。
この内容を知って、
「なら、ペット保険には加入しなくても大丈夫なんだ!」
と思った方がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違いです。
「生命保証」と「ペット保険」は完全な別物で、目的も補償もまったくことなります。
では、どのような違いがあるのでしょうか?
今回は、生命保証について説明するとともに、ペット保険との違いについて解説していきたいと思います。

生命保証とは?ペットが万が一、一定期間に死亡した時の保証制度

生命保証とは、ペットショップやブリーダーから犬や猫などのペットを迎えた後、一定期間内において迎え入れたペットが万が一病気やケガなどで死亡した場合に、販売者から補償してもらえる制度です。
また、「飼育管理上重大な支障をきたす先天的欠陥(※)」が認められた場合も、保証の対象となります。
保証期間や補償内容は特に定められておらず、ペットショップやブリーダーごとに違いがあります。
「購入価格の〇%返金」という店もあれば、「代替の子を提供する」としている所もありますので、詳細はペットショップまたはブリーダーに問い合わせてください。
期間は、30日以内としている所が多く見られますが1年間としているケースもあり、中には保障金をプラスすることで、保証期間を延長できる場合もあるようです。

※盲目や心疾患、歩行困難のほか、今後の生活や生命に関わる遺伝的疾患など

生命保証はペット販売者に課された義務

動物の販売や訓練、展示、譲受飼養などを行う第一種動物取扱業を営む場合、都道府県に登録するなどの義務が課されます。
生命保証はそのような義務の一つで、ペットの販売を手掛けるペットショップやブリーダーが守るべき、ペット購入者に対する保証です。
生命保証を受けるためには、購入したペットの死亡を客観的に証明しなければなりません。
そのため、動物病院から死亡診断書を発行してもらい、購入した業者に確認してもらう必要があります。
また、生命保証について誤解しがちですが、「保証期間中に購入したペットが傷病などで病院にかかったとしても、その治療費は払われない」ということは知っておいてください。
おそらく、この点が最もペット保険と混同しやすい点だと思われます。
大事な家族を失った悲しみは、例え代わりのペットを提供されても、返金されても癒えるものではありません。
それでも、最低限の保証は必要なので、「生命保証」について理解しておくといいでしょう。

ペット保険とは?ペットの治療費を補償してくれる制度

ペット保険とはその名の通り、大切なペットが傷病による通院や手術、入院でかかった治療費を補償してくれる保険です。
私たち人間の場合、公的な国民健康保険があるため、自費の負担は基本的には3割ですみますが、ペットには公的な保険は存在しないので、100%自費でまかなわなければなりません。
しかし、ペット保険に加入していれば、支払う保険料の額に応じた様々な補償を受けることができるので、飼い主の金銭的な負担を軽減することができるのです。

ペット保険に加入義務はない

私たち人間の法定強制保険である国民健康保険と異なり、ペット保険はあくまで任意の保険なので、飼い主に加入義務はありません。
とはいえ、本当にペット保険に加入しなくていいのでしょうか?
というのも、人間と同様、ペットもいつ何時ケガや病気になるか分かりません。
ペット保険に入っていなかったばかりに、想像していた以上に治療費がかかってしまったということもあるでしょう。
もし現在十分な貯蓄が無い方は、月々もしくは年間の保険料を支払うことで、可愛いペットの治療費をお金で補償してもらえるなら、加入しておいた方が安心できるのではないでしょうか。
ただし、ペット保険の場合、人間が対象の生命保険とは違い、死亡時の補償はないので、注意してください。

生命保証とペット保険の違いとは?期間や内容

ここまで「生命保証」と「ペット保険」について説明してきましたが、それぞれの補償内容はご理解いただけたでしょうか。
名称だけ聞いていると、どちらも似たように思えますが、実際は全く別物です。
・生命保証
購入したペットが、定められた期間中に「飼育管理上重大な支障をきたす先天的欠陥」が確認できたり「傷病により死亡」した場合、補償の対象となります。
ペット購入者に対する保証期間で、例えばネットショッピングで何かを購入した際の保証期間と考えればいいでしょう。
・ペット保険
ペットがケガや病気になった際、その治療にかかった費用を補償してくれるサービスです。
保険会社やプランによって補償範囲は異なり、「通院・入院・手術」のどれか、もしくは全てを補償してくれます。一般的な補償割合は、50%もしくは70%となっています。

傷病 死亡 期間 義務
生命保証 × 店やブリーダーによる 販売者側にあり
ペット保険 × 基本1年ごと、継続あり 義務はない

このように、表で見比べてみるとまったく別物ということが理解できるでしょう。
そのため、「どちらの方が大事」と一概にはいえません。生命保証期間中でも、ケガや病気に備えてペット保険に加入する必要はあるし、ペット保険に入っていれば生命保証は不要とはいえません。
大切なのは、何のための制度で、何のために加入する必要があるのか、ということです。

生命保証だけでなく、ペット保険で飼い主として備えをしよう

冒頭でも説明した通り、「生命保証」は病気やケガなどで死亡した場合に、販売者から補償してもらえる制度です。
購入したペットショップやブリーダーによって補償内容は違いますが、購入金額の一部を返金したり、代わりの子犬(代犬)を渡したりすることで補償します。
一方、「ペット保険」は購入者側がペットのケガや病気に備えて任意で加入する『備え』です。
つまり、「生命保証」は販売者側の義務であり、「ペット保険」は購入者側が任意で加入する備えということになります。
語感が似ているため混同しがちですが、この2つは完全に別物です。
今回の記事をご覧になり、その違いを理解した上でペットを大切にしてあげてください。

※ペットショップやブリーダーによって「生命保証」「生体保証」「生命保障」「生体保障」「生命補償」「生体補償」など呼称はことなりますが、当記事では「生命保証」で統一しております。

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