去勢費用を安くする方法!助成金を使おう【ペット保険で負担は難しい】

ペットの避妊去勢手術は一般的に数万円するといわれています。

この費用の負担を軽くできたらいいですよね?

実は、避妊去勢手術の費用は国や自治体から助成を受けられるんです!

ペット保険では避妊去勢って補償されるの??

この記事のポイント
  • ペット保険では、避妊去勢は補償対象外
  • 避妊去勢費用を助成してくれる自治体がある
  • 避妊去勢をすることでのメリットorデメリットがある
  • 避妊去勢は飼い主の『義務』である

避妊去勢費用とペット保険に関する飼い主さんたちの声

避妊去勢費用をペット保険で補うことは難しい

突然ですが、ここで問題です。

ペット保険は、避妊去勢に対して補償がされるでしょうか、されないでしょうか。

答えは『補償されない』です。

「え?なんで?!手術するじゃん!」

って思った方もいるかもしれません。しかし、ペット保険で避妊去勢費用を補うことはとても難しい理由があるのです。

避妊去勢費用は治療行為でないため補償されない

ペット保険とは、そもそも『病気やケガ』に対して補償するものです。そのため避妊去勢は、病気の“予防”として健康体に施すものという意味合いが強いため、補償されません。

ちなみに避妊去勢以外にも、ワクチン接種や爪切り、耳掃除や肛門腺絞りなども補償対象外です。

ペット保険でよくある「トラブル・免責」まとめ!知っておくべき回避方法とは?

病気の場合であれば、補償されることも

先述では避妊去勢は補償対象外になると言いましたが、子宮蓄膿症などの病気により生殖器を摘出する必要がある場合は、治療費の補償として結果的に避妊去勢費用が負担されることもあります。

ただし、ここではあくまでも「病気」になったから補償されるわけであり、健康体に施す避妊去勢は補償対象外ですので注意しましょう。

朗報!各自治体で避妊去勢手術の助成金を受け取ることができる?!

全国の各自治体でペットの避妊去勢手術に対する費用の一部を助成してくれるところがあります。

全ての地域が助成金を出してくれるわけではありませんが、もしかしたらあなたのお住いの地域で助成してくれる可能性もありますので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

※避妊去勢手術の助成金についてはコチラをチェック

ペット保険が使えない避妊去勢。実際いくらかかるの?

この告示では原則、避妊去勢を推奨していますが、実際動物病院で避妊去勢を行った場合の費用はいくらぐらいかかるのでしょうか。

一般的な手術費用は約2~5万円かかる

一般的な犬や猫の避妊去勢を行う場合の手術費用の目安は以下の通りとなります。

オス
去勢手術
メス
避妊手術
犬の場合 (入院なし)約20,000~30,000円 (1日入院)約30,000~50,000円
猫の場合 (入院なし)約15,000~25,000円 (1日入院)約20,000~35,000円

※犬の場合は、大きさによって金額が変わります。

動物病院は自由診療での対応となりますので、手術料金は各動物病院や地域によって異なってきます。また、術後の経過状態によっては入院が伸びる場合もありますので、その分金額が異なる場合もあります。

そのため、詳しい費用についてはかかりつけの動物病院で必ず確認してください。

ペットの避妊・去勢によるメリット&デメリット

そもそもペットに避妊去勢をすることで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

メリット ・発情期の鳴き声の防止
・繁殖防止
・性的欲求不満によるストレス
・比較的長生きする
・病気の予防に繋がる
・望まない妊娠を避けることができる
デメリット ・ホルモンバランスが崩れる
・食欲が増進するめ肥満傾向になる
・子どもが産めなくなる
・麻酔に対するアレルギーリスクがある場合もある

メリットとデメリットを見てみると、パッと見ではペット保険に入る余地はなさそうですが、実はこんな時やあんな時にとても助かる”お守り”になるのです。

避妊去勢は病気の予防に繋がるが可能性は0ではない

ペットの避妊去勢をするメリットの1つとして『病気の予防に繋がる』とありますが、どのような病気を予防することができるのでしょうか。

去勢によって予防できる病気

避妊去勢をすることでよって、予防のできる病気は多くありますね。

例えばメスの犬猫が予防できる病気『乳腺腫瘍』ですが、発情前に避妊することで発生率は0.5%(200頭に1頭)の割合まで予防することができるといわれています。

また、一度乳腺腫瘍を治療した個体に対し、将来的に新たな乳腺腫瘍ができててしまう確立は、避妊手術をしていない場合で6割強、乳腺腫瘍切除時に同時に避妊手術している 場合では 3 割強といわれています。※1

しかし、病気を予防することはできたとしても100%病気にかからないという保証はありません。

発情前に避妊することで発生率としては0.5%と、かなり低い確率に抑えることはできますが、それでも200頭に1頭の割合で発症する危険性があるのです。

もしも、乳腺腫瘍を発症した場合にかかる入院・手術・通院費用は約5万円~30万円かかるといわれています。かなり金額に幅がありますが、それは動物病院は自由診療のため金額がそれぞれ異なるからです。

この金額を一括で支払えるのであれば問題ありませんが、正直結構な金額が発生するので多くの方は支払うのに苦労してしまうことでしょう。

肥満による病気の費用をカバーできることも!

避妊去勢を行うことは、メリットばかりではありません。ホルモンバランスが崩れることで食欲が増進されて肥満になる傾向が非常に高くなるといわれています。

飼い主自身がペットの食事コントロールをきちんと行えれば、リスクを回避することが可能かもしれませんが、現実問題難しいところ…

なかには肥満によって関節や背骨の病気を患ったり、心臓・糖尿・肝臓などに負担がかかり病気を患ったりしてしまうこともあります。特に心臓の病気を患ってしまうと、治療費が総額100万円近くする場合もあるそうです。

そんな高額な金額を支払えるかというと、正直かなり厳しいものがありますよね。だからこそ、もしもに備えての”ペット保険”がとても重要なのです!

ペットの避妊去勢は”飼い主の義務”である

皆さんは、家族であるペットに対して避妊去勢を行っていますか。またこの記事を読んで、避妊去勢の重要性は認識できたでしょうか。

なかには「手術する必要はない」「かわいそう」「手術費用が高いから」という理由でためらってしまう方もいるかもしれません。

しかし、実は環境省から指針が示されている(告示されている)ってご存知でしたか。

○家庭動物等の飼養及び保管に関する基準(平成 14 年環境省告示第 37 号)

第3 共通基準
4 繁殖制限
所有者は、その飼養及び保管する家庭動物等が繁殖し、飼養数が増加しても、適切な飼養環境及び終生飼養の確保又は適切な譲渡が自らの責任において可能である場合を除き、原則としてその家庭動物等について去勢手術、不妊手術、雌雄の分別飼育等その繁殖を制限するための措置を講じること。

引用元:https://www.env.go.jp/hourei/add/r073.pdfより引用

これをわかりやすく要約すると、

「家庭で飼われているペットは、責任を持って飼える数だけを飼育しなさい。できないのであれば、きちんと避妊や去勢を行いなさい。」

という意味になります。また原則として「室内で飼わない猫の場合は避妊去勢をしなさい」ということも記載されています。(第5 ねこの飼養及び保管に関する基準3)

そのため本来ペットを飼われている人は、ペットに対して避妊去勢を行うことが推奨されているのです。

かけがえのない家族、パートナーだからこそよく考えよう

まだまだ記憶に新しい2019年、ACジャパンのCMで『にゃんぱく宣言』というさだまさしさんの「関白宣言」を連想させるCMソングが話題を呼びましたね。

このCMでは、猫から飼い主へのメッセージに置き換え、猫の適正飼育について訴えています。

【にゃんぱく宣言】(歌詞)
お前、俺の飼い主ならば 俺の体、俺より管理しろ。
家の外に、出してはいけない。飼えない数を、飼ってはいけない。
忘れてくれるな 俺の、頼れる飼い主は 生涯、お前ただ一人
LA LA LA~
にゃ~

多くの飼い主さんたちは、愛情を持ってペットたちと過ごしているかと思いますが、中には飼育放棄をして犬や猫たちが繁殖してしまい、社会問題まで発展しています。

かけがえのない家族、そしてパートナーだからこそ、ペットたちの一生に添い遂げてあげることが非常に大切なのではないでしょうか。

まだ避妊去勢をされていない飼い主さん、今一度よく検討してみてくださいね。

避妊去勢は飼い主の義務である。しかし、避妊去勢後はペットの体をより一層管理しなくてはいけない

今回はペットの避妊去勢についてお話しさせて頂きました。

避妊去勢は環境省から指針されていることは『初耳!』という方も多いのではないでしょうか。

避妊去勢には未だ賛否両論が繰り広げられていますが、避妊去勢をすることで病気を予防することができたり、望まない妊娠を防いだりすることができます。

しかし、だからといって病気やケガを100%しないとは言い切れません。

確かに乳腺腫瘍は、避妊去勢をするのとしないのとでは防げる確率が変わってきます。しかし、避妊去勢をすることでホルモンバランスの乱れから肥満傾向になり、糖尿病を始め、心臓・糖尿・肝臓などに負担がかかり大きな病気をする可能性もあるのです。

「うちの子は大丈夫!」

という、確約もない補償はどこにもないのです。だからこそ、もしもに備えてのペット保険への加入は大きなキーパーソンとなるのです。

まだペット保険に加入をしていない人、これからペットを避妊去勢する予定の人は、ぜひこの機会にペット保険について検討してみてはいかがでしょうか。

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