ペット保険で薬代は補償される?フィラリア予防薬はNGで膀胱炎の内服薬はOKの違いって?

ペット保険は、病気やケガを補償してくれる損害保険の1つ。通院を始め、入院や手術などのもしもに備えた補償も兼ねそろえていますよね。

しかし、入院や手術ってそう滅多に行うことではないですよね。多くの方は、通院における治療や処方される薬代にお金がかかっているのではないでしょうか。
そこで皆さんに問題です。
通院時における治療はペット保険で補償されますが、処方される薬や治療において使用する薬は果たして補償されるのでしょうか?
皆さんはわかりますか?
今回は『ペット保険で薬代は補償されるか否か』について、あいちゃんと博士がわかりやすく解説してくれます。早速正解を見てみましょう!

ペット保険は薬代も補償されるもの?

博士ぇ~、こんにちは!

ワンワンッ♪

あいちゃん、いらっしゃい。おおっ、今日はペリーも一緒なんじゃな。
はい♪今日はペリーを連れて動物病院に行って来たんですよぉ。

ペリー、どこか具合が悪いのかのぉ?
ペリーは元気すぎるくらい健康ですよ、博士(笑)今日はワクチン接種を受けてきたんです。ついでにフィラリアの予防薬も処方してもらいました。

そうだったのか。ペリー、注射は痛くなかったかのぉ?
ワン!

よしよし、さすがじゃのぉ~ペリー。
ちなみに博士、ペット保険ってワクチン接種やフィラリアの予防薬は補償対象になります?

良い質問じゃの。実はペット保険で補償される薬代は、どのような目的で薬が使用されたかによって補償の有無が決まるんじゃよ。
えっ!?全て補償されるわけじゃないんですね!博士、詳しく教えてください!!

ペット保険で補償される薬代は治療目的の薬に限る

まずは、ペット保険で補償される薬について説明しよう。

ペットの薬には『病気を治療するための薬』と『病気を予防するための薬』に分かれるんじゃ。
治療と予防、どちらか使う薬によって、補償対象が変わってくるってことですか?

そうじゃ。ちなみに補償されるのはどちらだと思うかのぉ?
え?動物病院で処方されるものであれば、どちらも補償されるんじゃないんですか?

あいちゃん、不正解じゃ。ペット保険で補償される薬は『治療目的で使われた場合のみ』なんじゃ。じゃから、膀胱炎の内服薬や外耳炎の抗菌薬点耳薬などは補償対象にはなるかのぉ。
えっ!?そうなんですか?

治療に使用する薬じゃからのぉ。ただし、先天性の病気や既存病に関しては補償対象外になる場合もあるから、きちんと確認する必要があるぞ!

ワクチンや健康食品、シャンプーにアロマセラピーなど…予防目的や代替医薬の薬は補償対象外!!

博士、治療目的の薬であればペット保険は補償されるけど、予防目的の薬は補償対象外ってことですか?

そうじゃ。今日ペリーが受けたワクチン接種や処方されたフィラリアの予防薬は、予防目的で使用されているから補償対象外なんじゃ。
ええっ~、じゃ領収書をペット保険に送っても意味がないってことですね。残念…

一般的に健康体に施される処置に関しては、ペット保険の補償は対象外になることが殆どなんじゃ。例えば以下のような処置は補償対象外じゃ。

補償対象外【例】

  • 駆虫薬
  • ワクチン
  • フィラリア予防薬
  • サプリメント、ビタミン剤などの健康食品
  • 持ち帰りのシャンプー(動物病院での薬浴を除く)
  • イヤークリーナー(動物病院での処置を除く)

など

薬浴やイヤークリーナーは、動物病院での処置であれば補償されるけど、自宅で行う場合は補償対象外ってことなんですね。

そうなんじゃ。また保険会社によっては、洗浄剤以外で承認されている消毒薬などの医薬品であったとしても、皮膚の洗浄目的で使用されるものに関してはシャンプーとして保険の対象外になるぞ。
それは知らなかったです。てっきり、補償されるかと思っていました。きちんと確認しないとダメですね。

治療の一環だから補償されるんじゃないの?いいえ、代替医療は補償されません

あと忘れてはいかんのが、代替医療(だいたいいりょう)は補償対象外じゃぞ!
博士、代替医療ってなんですか?

通常の医療に代わって用いられる医療のことじゃ。わかりやすく言うと、下記の分類表に載っている医療(療法)のことを指すぞ。

資料1:代替療法の分類(米国 国立補完代替医療センター )

分類と名称 内容
代替医療体系 伝統医学系統、民族療法(東洋伝統医学など)
精神・身体交流 暝想、祈り、心理・精神療法、芸術療法、音楽療法、ダンス療法など
生物学に基づく療法 ハーブ、食品、ビタミン、ミネラル、生理活性分子など
整体や身体を基礎とした方法 脊椎指圧療法、整骨療法、マッサージなど
エネルギー療法 気功、霊気、セラピューティックタッチ、電磁療法など

引用:代替療法とは どんな治療ですか?

代替医療(療法)の範囲と考えられている医学体系は非常に多く、哲学的医学体系を構成するものから健康食品・サプリメント、鍼灸(しんきゅう)やマッサージ・整体などの施術まで多方面に渡るんじゃ。
へぇ、こんな風に部類分けされているんですね。それに、これらの代替医療はペット保険の補償対象外ってことなんですね。確かに人間でも治療ではないマッサージは、保険対象外ですもんね。

そうじゃ。また健康食品やサプリメントに関しては、科学的根拠に基づく情報が乏しいことから、医療現場における代替医療(療法)の位置づけは明確ではないんじゃ。じゃから、ペット保険で補償対象外とされておるのかも知れんのぉ。

こんな代替医療は補償対象外!

●アロマセラピー、インド医学、温泉療法、減感作療法 、酸素療法、中国医学(鍼灸を除く)、ハーブ療法、ホメオパシー、理学療法(リハビリテーション)等代替療法等
●獣医師が処方する医薬品医療機器等法上の医薬品以外のものも補償対象外(健康補助食品(サプリメント)、医薬品指定のない漢方薬、医薬部外品、日本で未承認の薬剤を海外から輸入して処方された場合等)

まとめ|ペット保険で補償される薬代は『治療目的の薬のみ』。どんな用途に使用されているのかよく確認しよう!!

では、最後におさらいをしておくとするかのぉ。
●おさらい●
・ペットの薬が保険の対象になるかは『どのような目的で薬が使用されたか』で決まる。
・治療の一環で使用される、もしくは処方される薬は補償対象。
・予防目的や代替医療に関しては補償対象外。
結論:健康体に対して施す薬に関しては、補償されない。
ペット保険は何でも補償されるってわけではなく、あくまでも治療の一環であることが前提ってことですね。

そうじゃな。なんのために用いられる薬かで補償の有無が変わるってことじゃ。もちろん、各保険会社によって対象の範囲が異なるから、きちんと各社の約款(やっかん)などを確認しておく必要があるぞ!
博士、今日も色々と勉強になりました。ペリーも大人しく聞けたね!

ワン♪

ペリー、いい子じゃったのぉ。またいつでも遊びにくるんじゃぞ。
ワンワン♪

じゃ博士、これからペリーとお買い物行ってくるんで帰りますね!また分からないことがあったら飛んで行きまぁす!(笑)

うむ、またいつでも分からないことがあったら聞きにくるんじゃぞぉ!
注意事項
記事閲覧時は、記事閲覧時の注意事項をご覧下さい。
本記事について、ペット保険の一般的な補償対象について記載していますが、ペット保険各社により対象となる病気や治療法については異なるため、ペット保険加入時は必ず約款等をご確認下さい。
表示内容は特別に記載のない限り2019年11月20日現在の内容です。

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