イオン少短が販売するペット保険には「ケガ+病気プラン」と「ケガのみプラン」の2種類があり、いずれも新規加入対象は生後45日以上10歳未満の犬・猫です。ただし、保険料支払い方法がイオンマークのあるクレジットカードに限定されているので、加入できるのはイオンマークガード会員だけとなります。
会員でない方は、他のペット保険から選びましょう。

このページでは、イオンマークガード会員でペット保険を考えている方向けに、「ケガ+病気プラン」にフォーカスして、詳しく特長(メリット)や注意点(デメリット)を説明していきます。

ぜひペット保険選びの参考にしてください!

日数制限なしも、限度額に注意

補償割合50%70%
通院支払限度額10,000円14,000円
限度日数無し
入院支払限度額10,000円14,000円
限度日数無し
手術支払限度額100,000円140,000円
限度回数2回
ペットホテル費用支払限度額3,000円
限度日数30日
診断書費用支払限度額3,000円5,000円
限度回数2回2回
年間の補償限度額50万円70万円
1回のケガ・病気に対する支払限度額25万円35万円

日額制限(支払限度額)はあるけど、日数制限がない、という珍しい内容です。
また、待機期間はなく、補償開始日から補償を受けることが可能です。
ただし、無限に補償を受けられるわけではなく、「年間の補償限度額」と「1回のケガ・病気に対する支払限度額」の範囲内となります。

後者の「1回」とは「同一の事故を原因とする」と同義です。つまり、同じ病気・ケガでは補償に制限が設定されている、ということです。
この制限は保険を更新してもリセットされないので、例えば、完治せず継続して治療を行っていかなければならないケースなどでは、途中から補償を満足に受けられなくなる可能性が出てきます。

アニコム家庭どうぶつ白書2019」によれば、猫の請求理由1位は慢性腎臓病です。この病気は完治せず、生涯治療が必要になるので、イオンの限度額はネックになります。
他にも、猫は特に継続して治療が必要となる泌尿器疾患や糖尿病などにかかりやすいとされています。
これらの理由から、イオンのペット保険は、猫にはあまりオススメできません。

※補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

注意:免責金額がある

免責金額とは、「保険会社が保険金を支払わなくてもよい金額」のことです。つまり、定められた金額までは保険加入者の自己負担となります。
イオンのペット保険では、1回のケガ・病気に対して5,000円の免責金額が設定されているので注意しておきましょう。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

珍しい補償について

ペットホテル費用補償では、飼い主が入院して、この期間中にペットをペットホテル等に預けたことによって負担したペットホテル費用を負担した場合に保険金が支払われます。

診断書費用補償では、保険金請求に際して診断書の提出が必要になり、その作成に費用がかかった場合、保険金が支払われます。

ありがたい補償ではありますが、他のペット保険では、そもそも診断書の提出が原則不要なものもあります。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

先天性疾患が補償対象外

補償対象外項目は見落としやすい項目なのですが、トラブルになりかねないところなので、加入前にしっかり確認しておく必要があります。

以下で、会社によって補償対象外か否かが異なっている主な病気やケガなどについて、補償対象外と定められているかどうかを表にしました。
大手のアニコムをベンチマークとして比較します。

病気やケガイオンアニコム
睫毛乱生××
涙やけ××
歯科治療(注1)
猫エイズ
膝蓋骨脱臼
先天性疾患(注2)×
股関節形成不全症
レッグペルテス
てんかん
チェリーアイ
気管虚脱
椎間板ヘルニア
鍼灸治療
時間外診療××
減感作療法×

(注1)不正咬合、歯列矯正など病気・ケガにあたらないもの、治療に該当しないものは含まない。
(注2)保険期間が始まった後に発見された先天性疾患。

【上表の前提条件】
・ここでの補償対象外とは、重要事項説明書や約款で「保険金をお支払いできない主な場合」などとして記載のある病気やケガのことを指します。
・重要事項説明書や約款で補償対象外として記載のある病気やケガが「×」、記載のないものは「ー」で表示しています。実際の保険金支払いについては、保険会社が審査・査定を行ったうえでの判断となりますので、「ー」でも補償されない場合があります。

【注意事項など】
※表は補償対象外となる全ての病気・ケガを記したものではありません。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。
※実際の保険金の支払いについては、「補償開始前からの症状か」などを含め保険会社が審査・査定を行ったうえでの判断となります。また、前提条件の相違等により補償内容が異なる場合があるので、実際に適用される補償内容について保険会社に問い合わせたうえで商品選択を行ってください。

※ここには保険商品の内容の全てを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。

イオンペット保険重要事項説明書
アニコム「ふぁみりぃ」重要事項説明書

上表で先天性疾患が「×」になっていることについて補足すると、イオンは「獣医学の水準から判断して、先天的ないし遺伝的または発達異常を原因とする傷病」を補償対象外としています。

上表で「ー」となっている病気でも、先天性・遺伝性の場合は、補償対象外となるので注意してください。例えば、膝蓋骨脱臼(パテラ)、股関節形成不全症などは遺伝性・先天性である可能性も十分あり得ます。

保険料

例として、

「トイプードル(小型犬)、補償割合70%、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」
「猫、補償割合70%、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」

という2つの条件で保険料を以下の表示しました。

年齢トイプードル(小型犬)
0歳28,73031,690
1歳28,16031,010
2歳29,07031,920
3歳29,64032,720
4歳29,75032,830
5歳30,78033,970
6歳32,83036,480
7歳37,39041,950
8歳43,78049,590
9歳54,83062,700
10歳59,39068,060
11歳66,92076,950
12歳69,43080,030
13歳72,50083,680
14歳73,53084,930
15歳74,56086,070
合計※761,290864,580

※上表0~15歳の保険料を単純合計したもの。

イオンペット保険保険料表(重説下部)

【上表の保険料の前提条件】
・保険料表に基づいて作成。
・「トイプードル(小型犬)、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。
・「猫、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。

【注意事項等】
※保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります。
※ペット保険に加入する際、前提となる条件の違いにより保険料が異なる場合があります。実際に適用される保険料については、保険会社に問い合わせたうえで商品を選択しましょう。

※表は保険商品の内容の全てが記されているものではありません。あくまで参考情報としてご利用ください。
※記載された保険商品の詳細な内容については、必ず重要事項説明書や約款にて全般的にご確認ください。

イオンペット保険重要事項説明書

オンライン割引がある

イオンのペット保険は、オンラインで申込むと割引を受けることができます。
初年度の保険料が5%割引されるので、オンラインから申込んだ方がお得です。

ただし、割引は初年度のみなので、更新後の割引はありません。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

任意で付帯できる契約

イオンのペット保険には、プラスで付帯できる特約もあります。

ペット葬祭費用保険

葬祭事業者が行った葬式費用などを対象に、支払限度額30,000円まで補償します。

追加料金は年齢によって異なり、0歳の場合は月払いで230円(年払いで2,620円)保険料にプラスすると付帯することができます。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

個人賠償責任保険

飼い主に法律上の賠償責任が生じた場合、1回の事故につき、最高1,000万円を限度に補償します。
月払いで200円(年払いで2,200円)を保険料にプラスすると付帯することができます。

ただ、これは自動車保険や火災保険など様々な保険でつけることができる特約でもあります。自身が加入している保険で既に加入・カバーされているということもありますし、ペット保険ではなく自動車保険や火災保険で加入した方が広範囲でカバーできるということもあります。

既に個人賠償責任保険(特約)を付帯している保険に加入していないかどうか、加入しているとしたら内容はどうなっているかを確認して、付帯するかどうか決めるのが良いでしょう。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

まとめ:限度額、先天性疾患対象外に注意

同じ原因の病気・ケガに対して限度額が設定されているので、慢性疾患に特にかかりやすいとされる猫にはあまりオススメできない保険です。

また、先天性疾患が補償対象外であることも十分考慮する必要があります。

他のペット保険には、先天性疾患を補償対象外としておらず、免責金額もないプランもあるので、イオンの会員の方でも、それらを検討してみるのもいいかもしれません。

表示内容は特別に記載のない限り2021年5月14日現在の内容です。