このページではアイペットのペット保険を詳しく解説します。アイペットが気になっているという方は、ぜひ一読してみてください。重要な項目から見落としがちな注意点まで詳しく説明しているので、ペット保険探しの助けになると思います。

アイペットは代理店限定商品を除くと、「うちの子」と「うちの子Light」という2つのペット保険を販売しています。

「うちの子」・・・通院・入院・手術をカバーする「フルカバー型」
「うちの子Light」・・・手術と、手術と含む連続した入院をカバーする「手術・入院特化型」

です。

新規で加入できるのは13歳未満のペットの犬・猫です。「加入を考えているけどペットの年齢が分からない・・・」とのことでしたら、お近くの動物病院で獣医師による推定年齢をご確認ください。

それぞれ保険期間は1年間ですが原則自動で更新していける便利さがあります。

アイペットはペット保険業界でアニコムに次ぐ大手なので、名前はご存じという方も多いかもしれません。
具体的にどんなプランなのか、どんなメリットやデメリットがあるのか詳しく探っていきましょう。

ぜひ参考にしてペット保険選びに役立ててください!

※商品改定が適用される、保険契約の補償開始日(保険期間の開始日)が2021年5月2日以降の内容です。

「うちの子」は窓口精算対応!

​​プランごとで分けてみていきます。まずはフルカバー型の「うちの子」です。

補償内容

「うちの子」は「1日いくらまで」「年間何日まで」などの日額・回数制限が設定されているタイプのペット保険になります。以下をご覧ください。

「うちの子」の補償内容
補償割合 50% 70%
通院 支払限度額 12,000円
限度日数 22日
入院 支払限度額 12,000円 30,000円
限度日数 22日
手術 支払限度額 100,000円 150,000円
限度回数 2回
年間の補償限度額 72.8万円 122.4万円

日額・回数制限があることをデメリットと取ることもできますが、年間の補償限度額(支払限度額×限度日数(回数))が高いので年間トータルで見れば比較的手厚い内容になっていると思います。

なお、日額・回数制限あり/なしの違いに関しては別ページで詳しいので、気になる方はそちらもご参照ください。

また、ペット保険は待機期間や免責金額が設定されているものもありますが、「うちの子」にはいずれも設定されていません。

・待機期間→初年度契約の保険始期日から一定期間中、保険金が支払われない期間
・免責金額→保険会社が保険金を支払わなくてもよい金額のこと。定められた金額までは保険加入者の自己負担となる。

※補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

利便性の高い窓口精算対応

「うちの子」の大きなメリットは、利便性が高い窓口精算に対応していることです。

アイペットの場合、対応動物病院にて、保険証を提示するか、「マイページ」の「ご契約内容」画面を提示すると、自己負担分のみの支払いで精算が完了する仕組みになっています。

今は後日精算型でもネットやスマホ完結の手続きが増えてきてはいますが、やはり窓口精算の利便性にはかないません。

肝心の対応病院ですが、アイペットは5,342件(2021年4月30日現在)の対応病院があります。
アイペット対応病院検索

窓口精算に対応しているペット保険は他にいくつかありますが、提携動物病院が5,000以上あるのはアイペットとアニコムだけです。

なお後述しますが、この利便性の分保険料が高い傾向にあるので、その点には注意が必要です。

補償対象外項目は少ない

ペット保険によって独自に補償対象外と定められている病気やケガがあります。
以下で、会社によって補償対象外か否かが異なっている主な病気やケガなどについて、補償対象外と定められているかどうかを表にしました。

病気やケガ/会社 アイペット
睫毛乱生
涙やけ
歯科治療(注1)
猫エイズ
膝蓋骨脱臼
先天性疾患(注2)
股関節形成不全症
レッグペルテス
てんかん
チェリーアイ
気管虚脱
椎間板ヘルニア
鍼灸治療
時間外診療 ×
減感作療法

(注1)不正咬合、歯列矯正など病気・ケガにあたらないもの、治療に該当しないものは含まない。
(注2)保険期間が始まった後に発見された先天性疾患。

【上表の前提条件】
・ここでの補償対象外とは、重要事項説明書や約款で「保険金をお支払いできない主な場合」などとして記載のある病気やケガのことを指します。
・重要事項説明書や約款で補償対象外として記載のある病気やケガが「×」、記載のないものは「ー」で表示しています。実際の保険金支払いについては、保険会社が審査・査定を行ったうえでの判断となりますので、「ー」でも補償されない場合があります。

【注意事項など】
※表は補償対象外となる全ての病気・ケガを記したものではありません。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。
※実際の保険金の支払いについては、「補償開始前からの症状か」などを含め保険会社が審査・査定を行ったうえでの判断となります。また、前提条件の相違等により補償内容が異なる場合があるので、実際に適用される補償内容について保険会社に問い合わせたうえで商品選択を行ってください。

※ここには保険商品の内容の全てを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。

アイペット「うちの子」重要事項説明書

犬・猫ともに必要になりがちな歯科治療や、主に小型犬がなりやすいとされる膝蓋骨脱臼(パテラ)、それに先天性疾患なども補償対象外とはなっていません。

なお、上記の「ー」としている病気・ケガでも、保険加入前に発症(発見)していたものは原則補償されないので注意が必要です。また、上表以外でワクチンや避妊・去勢手術などの予防行為や健康診断も補償されないので誤解しないようにしましょう。これはアイペットにかかわらずペット保険で共通です。

保険料

例として、

「トイプードル(犬A)、補償割合70%、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」
「猫、補償割合70%、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」

という2つの条件で保険料を算出しました。

「うちの子」保険料
年齢 トイプードル(犬A)
0歳 35,980 34,840
1歳 35,980 34,840
2歳 35,980 34,840
3歳 40,630 34,840
4歳 45,290 36,340
5歳 50,170 37,950
6歳 55,290 41,390
7歳 60,470 45,880
8歳 66,070 51,420
9歳 73,700 58,190
10歳 81,380 58,190
11歳 89,950 58,190
12歳 99,200 58,190
13歳 99,200 58,190
14歳 99,200 58,190
15歳 99,200 58,190
合計※ 1,067,690 759,670

※上表0~15歳の保険料を単純合計したもの。
【上表の保険料の前提条件】
・保険料表に基づいて作成。
・「トイプードル(犬A)、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。
・「猫、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。

【注意事項等】
※保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります。
※ペット保険に加入する際、前提となる条件の違いにより保険料が異なる場合があります。実際に適用される保険料については、保険会社に問い合わせたうえで商品を選択しましょう。

※表は保険商品の内容の全てが記されているものではありません。あくまで参考情報としてご利用ください。
※記載された保険商品の詳細な内容については、必ず重要事項説明書や約款にて全般的にご確認ください。

アイペット「うちの子」重要事項説明書

トイプードルに関しては12歳以降、猫は9歳以降で一律の保険料となっています。窓口精算対応ということもあって、「日額・回数制限あり」というカテゴリの中では比較的高い料金設計になっています。

なお多頭割引があり、2、3契約で2%割引、4契約以上で3%割引となります。商品改定後の割引は多頭割引のみです。

充実の付帯サービス・特約

大手ということもあり付帯サービスが充実しているのもメリットとしてあげられます。

クラブアイペット

アイペットが提携している店舗や施設で利用できる優待サービスです。トリミングやペットホテルなどの割引が受けられます。

獣医師からの予防情報

アイペットに在籍している獣医師から、契約中のペットの成長に合わせて病気や事故の予防情報などが届けられます。

ドッグトレーニングの無料体験

社会化に向けた子犬のドッグトレーニングを無料で体験できます。

ペット迷子札の提供

ペットが迷子になったときに備え、里親マッチングサイト「ペットのおうち」とペット迷子札を登録者に無料で提供しています。

マイページサービスの提供

アイペット対応病院の検索や保険金支払履歴の確認などがインターネットで行えるマイページを提供しています。

特約もあります。

ペット賠償責任特約

保険料に月払130円(年払1,460円)追加で、1事故につき最大500万円の補償となります。

ペット賠償責任特約とは、ペットが他人のものを壊してしまったり、相手にけがをさせてしまったりしたときに補償される特約です。
賠償は非常に高額になることがあるから、つけておくと安心だと思います。

ただ、この特約は自動車保険や火災保険など様々な保険でつけることができる特約でもあります。自身が加入している保険で既に加入・カバーされているということもありますし、ペット保険ではなく自動車保険や火災保険で加入した方が広範囲でカバーできるということもあります。

既に個人賠償責任特約を付帯している保険に加入していないかどうか、加入しているとしたら内容はどうなっているかを確認して、付帯するかどうか決めるのが良いでしょう。

※詳細は、重要事項説明書等でご確認ください。

「うちの子Light」は手術に特化

cat

それでは次に、手術・入院特化型の「うちの子Light」を見ていきます。「うちの子」と違う補償内容と保険料について説明していきます。

補償内容

手術は数十万円に上ることもあるので、「うちの子」ではカバーしきれない場合もあるかもしれません。そんなもしもに備えるためなら、「うちの子Light」を検討してみるのもいいかもしれません。以下をご覧ください。

「うちの子Light」の補償内容
補償割合 90%
手術補償 支払限度額 500,000円
限度回数 2回
入院補償 限度日数 10日/手術1回(注1)

(注1)手術を含む連続した入院

「入院だけ」という補償はないので、まずはその点をご確認ください。

「うちの子」は補償割合が高い方でも70%、手術支払限度額は15万円でしたので、比較しても非常に手厚いことが分かると思います。

なお他社と比べても、日額・回数制限があるペット保険の中で補償割合90%で支払限度額が50万円というのは楽天と並ぶ手厚さです。

注意点としては、最低支払対象治療費が3万円と決まっていることがあげられます。要するに、手術の費用が3万円未満だったら補償しないよ、ということです。ただ、高額の手術メインに備えるプランなので頭に留めておく程度で良いと思います。

また、「うちの子Light」は窓口精算に対応していないということも注意が必要です。一旦治療費を全額支払って、後で保険会社に請求をする「後日精算」の方法になります。

※補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

保険料

「うちの子」と同じく、

「トイプードル(犬A)、補償割合70%、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」
「猫、補償割合70%、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」

という2つの条件で保険料を算出します。

「うちの子Light」保険料
年齢 トイプードル(犬A)
0歳 13,260 9,130
1歳 11,500 9,660
2歳 12,760 10,360
3歳 17,290 11,170
4歳 20,540 12,110
5歳 24,880 13,150
6歳 27,590 14,320
7歳 30,490 15,480
8歳 34,110 16,650
9歳 38,080 17,940
10歳 42,790 17,940
11歳 46,540 17,940
12歳 49,740 17,940
13歳 49,740 17,940
14歳 49,740 17,940
15歳 49,740 17,940
合計※ 518,790 237,610

※上表0~15歳の保険料を単純合計したもの。
【上表の保険料の前提条件】
・保険料表に基づいて作成。
・「トイプードル(犬A)、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。
・「猫、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。

【注意事項等】
※保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります。
※ペット保険に加入する際、前提となる条件の違いにより保険料が異なる場合があります。実際に適用される保険料については、保険会社に問い合わせたうえで商品を選択しましょう。

※表は保険商品の内容の全てが記されているものではありません。あくまで参考情報としてご利用ください。
※記載された保険商品の詳細な内容については、必ず重要事項説明書や約款にて全般的にご確認ください。

アイペット「うちの子Light」重要事項説明書

猫の方が保険料が抑えられていますが、これは犬と比べて猫は手術が必要になる可能性が低いからです。
また、犬も猫も高齢になると手術に耐えれない身体になってしまい、手術なしの対症療法のみになってしまう可能性も十分あり得ます。そうなれば、手術の補償がどれだけ手厚くても意味がありません。

手術補償が手厚いというのはメリットとしてありますが、「安いから」という理由で通院補償がないことを受け入れると後悔する羽目になりかねませんので、選ぶ際にはくれぐれも注意してください。

まとめ:便利な窓口精算、「うちの子Light」は手術が手厚い

これまで見てきた内容をまとめておきます。

「うちの子」

・通院・入院・手術をカバーする「フルカバー型」
・日額・回数制限あり
・待機期間と免責金額はない
・補償対象外項目が少ない
・付帯サービス充実

・保険料は比較的高い

窓口精算というメリットをどう考えるかがカギとなります。保険料がそれなりに高くても利便性を優先するのなら、アリだと思います。

「うちの子Light」

・手術補償が充実
・待機期間と免責金額はない
・保険料が抑えられている

・通院補償がない
・最低支払対象治療費がある
・窓口精算対応ではない

手術補償の手厚さはメリットです。しかし、通院補償がないことはよく考えておく必要があるでしょう。ちなみに、「うちの子Light」と他のフルカバー型のペット保険を組み合わせて掛け持ちするという手もあります。

より手厚い補償を実現したい方は、掛け持ちも考えてみてはどうでしょうか?