つばき少短は4つのペット保険プランを販売しており、うち3つは通院・入院・手術をカバーする「フルカバー型」、残り1つは手術のみをカバーするプランです。いずれも、0歳~満13歳未満のペットの犬・猫が加入することができます。

通院・入院・手術以外の補償があったり、他にない特約もあるユニークなペット保険です。

このページではつばき少短のペット保険がどんなものなのか、様々な角度から特長(メリット)や注意点(デメリット)を説明していきます。どんな人におすすめか、というところまで踏み込んで解説します。

ぜひ参考にしてペット保険選びに役立ててください!

手厚い補償割合80%、ユニークな「予防後治療補償」も

つばき少短は、日額・回数制限があるタイプのペット保険です。

プランLプランMプランSプラン手術プラン
補償割合80%50%50%50%
通院支払限度額15,000円
(1日あたり1,000円免責)
12,000円
(1日あたり1,000円免責)
12,000円
(1日あたり3,000円免責)
なし
限度日数22日22日22日
入院支払限度額15,000円12,000円12,000円
限度日数22日22日22日
手術支払限度額150,000円100,000円100,000円100,000円
限度回数2回2回2回2回
その他補償予防後治療補償

ペット保険でポピュラーな補償割合は70%と50%なので、80%の「Lプラン」は手厚いです。

日額・回数制限に関してですが、「アニコム家庭どうぶつ白書2019」によれば、犬の通院診療単価は平均で10,183円、猫は8,414円なので、通院支払限度額があっても、満足いくだけの補償を得られる可能性は十分あると思います。

また、手術に関しても、当サイトは、概ね十分な限度額設定だと考えています。
ただし、入院は自己負担分が増える可能性が高いです。

「日額・回数制限あり」タイプの補償が十分かどうかということについては、別のページで詳しく議論しているので、そちらを参照ください。

※補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

注意①通院に免責金額がある

L・Mプランは1日1,000円、Sプランは3,000円が免責金額として設定されています。
免責金額とは、「保険会社が保険金を支払わなくてもよい金額」のことです。要するに、定められた金額までは保険加入者の自己負担となります。

例えば、Lプランに加入していて、補償の対象となる通院診療費が1万円かかったとします。その場合、保険金額は以下のように算出されます。

保険金額 = (診療費10,000円 – 免責金額1,000円) ×補償割合80% = 7,200円

免責金額がない場合は、

保険金額 = 診療費10,000円 ×補償割合80% = 8,000円

なので、自己負担分が増えることが分かると思います。

日額制限があるペット保険で、免責金額があるのは、つばき少短とイオン少短の2社だけです。
免責金額がないという選択肢も多くあるので、自己負担分をなるべく減らしたいとのことなら、別のプランを検討するのが良いでしょう。

※補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

注意②待機期間がある

待機期間とは、「初年度契約の保険始期日から一定期間中、保険金が支払われない期間」のことです。

つばき少短では全プランに共通して、病気30日の待機期間があります。

保険加入後の一定期間だけに設定されるものなので、そこまで気にする必要はないとは思いますが、もしもが起きる可能性はゼロではありません。なお、待機期間中に発症した病気は、待機期間が終わっても補償の対象とはならないので注意が必要です。

※詳細は、重要事項説明書等でご確認ください。

予防後治療補償とは?

病気の予防を目的とした治療に関する補償ではなく、予防目的の治療が引き起こした症状に対しての補償です。

被保険動物が責任開始日以降 (更新契約においては、 初年度契約の責任開始日以降とします。) に、 獣医師により、 下表の疾病(注1)を対象とした予防処置を受けた後、 その予防処置により平常の生活行動に支障が生じ(注2)、 予防処置を受けた当日から 30 日以内かつ保険期間中に動物病院等において獣医師による治療を受け、 被保険者がその治療費用を支出したとき」に、最大5万円まで補償します。(補償割合100%、年間4回まで)

というものです。

(注1)犬パルボウイルス感染症、ジステンパー感染症、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス2型感染症、レプトスピラ感染症黄疸型、レプトスピラ感染症カニコーラ型、犬パラインフルエンザ感染症、鼻気管炎、猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症、猫汎白血球減少症、後天性免疫不全症候群 (FIV)
(注2)予防処置を受けたときから、72時間以内に平常の生活行為に支障が生じた場合の症状。
つばき少短約款より抜粋

要するに、予防行為によって何らかの副作用などで生活に支障をきたすようになってしまった場合、それを治療したら補償される、ということなのですが、補償される事例が起こる確率は非常に低いように思えます。

例えば、犬パルボウイルス感染症のワクチン接種による副作用発生率は0.6%ほどといわれています。

もちろん確率はゼロではないので、無いよりはある方が良いとは思いますが、さすがに「年間4回まで」の補償は過剰かもしれません。

補償が多ければ多いほど、保険料も高くなるものなので、余分な補償はできるだけ少ない方が良い、というのが当サイトの考えです。

「予防後治療補償」は自分に必要か?、という視点を持つことも重要だと思います。

※補償の対象外となる項目もあります。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

補償対象外は多くない

補償対象外項目は非常に重要な項目なのですが、見落としやすいポイントでもあります。必ず確認しておきましょう。

以下で、会社によって補償対象外か否かが異なっている主な病気やケガなどについて、補償対象外と定められているかどうかを表にしました。
大手のアニコムをベンチマークとして同表で比較しています。

病気やケガつばきアニコム
睫毛乱生××
涙やけ××
歯科治療(注1)
猫エイズ
膝蓋骨脱臼
先天性疾患(注2)
股関節形成不全症
レッグペルテス
てんかん
チェリーアイ
気管虚脱
椎間板ヘルニア
鍼灸治療
時間外診療××
減感作療法×

(注1)不正咬合、歯列矯正など病気・ケガにあたらないもの、治療に該当しないものは含まない。
(注2)保険期間が始まった後に発見された先天性疾患。

【上表の前提条件】
・ここでの補償対象外とは、重要事項説明書や約款で「保険金をお支払いできない主な場合」などとして記載のある病気やケガのことを指します。
・重要事項説明書や約款で補償対象外として記載のある病気やケガが「×」、記載のないものは「ー」で表示しています。実際の保険金支払いについては、保険会社が審査・査定を行ったうえでの判断となりますので、「ー」でも補償されない場合があります。

【注意事項など】
※表は補償対象外となる全ての病気・ケガを記したものではありません。詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。
※実際の保険金の支払いについては、「補償開始前からの症状か」などを含め保険会社が審査・査定を行ったうえでの判断となります。また、前提条件の相違等により補償内容が異なる場合があるので、実際に適用される補償内容について保険会社に問い合わせたうえで商品選択を行ってください。

※ここには保険商品の内容の全てを記載しているものではありませんので、あくまで参考情報としてご使用ください。
※ここに記載されている保険商品の詳細な内容については、重要事項説明書および約款にて必ず全般的にご確認ください。

つばき少短約款
アニコム「ふぁみりぃ」重要事項説明書

犬・猫ともに必要となりやすい歯科治療を始め、特に小型犬に多い膝蓋骨脱臼(パテラ)なども補償対象外とはなっていません。

ですので犬・猫問わず、幅広くオススメできます。

ただし、アニコム同様、睫毛乱生、涙やけが補償対象外なのには注意が必要です。これはシー・ズーなどに多い疾患ですので、もしシー・ズーなどの保険を探しているなら、他の保険を探す方が良いかもしれません。

ユニークな特約がある

つばき少短は特約が充実しているという特長があります。

飼い主保障特約

飼い主死亡保険金、飼い主高度障害保険金、飼い主長期療養保険金の3種類があります。

飼い主死亡保険金

飼い主(被保険者)が死亡したとき、50万円または、100万円または、150万円補償
※補償額については、選択したプランによって異なります

飼い主高度障害保険金

飼い主(被保険者)が高度障害になったとき、50万円または、100万円または、150万円補償
※補償額については、選択したプランによって異なります

飼い主長期療養保険金

飼い主(被保険者)が、30日以上の入院をしたとき、治療したとき10万円を補償

ペットの飼い主向けの生命保険のようなものをつけることができます。
この特約があるのはつばき少短だけです。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

ペット賠償責任特約

ペットが他人にかみついたり、他人の物を壊したりして、保険加入者の飼い主に法律上の損害賠償責任が生じたときに補償する特約です。
賠償は非常に高額になる可能性もあるので、できればつけておいた方が安心だと思います。

ただ、ご自身が加入している保険で既に加入・カバーされているということもありますし、ペット保険ではなく自動車保険や火災保険で加入した方が広範囲でカバーできるということもあります。実際に付帯するかどうかは、他の保険と重複していないかを確認してからの方がよいでしょう。

つばき少短では、1事故で最高300万円まで補償(免責1回につき3000円)するもので、月払30円・年払390円で付帯することができます。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

ペット葬儀費用特約

ペットが亡くなった日から30日以内に葬儀を行った場合、3万円を限度に葬祭費用の50%を補償します。月払330円/年払3770円で付帯することができます。

※詳細は、重要事項説明書および約款でご確認ください。

保険料

例として、

「トイプードル(犬B)、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」
「猫、年払(0~15歳)、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」

という2つの条件で、Lプランと手術プランの保険料を表示しました。

年齢トイプードル(犬B)
0歳39,36029,290
1歳34,54021,680
2歳36,38021,400
3歳40,15022,220
4歳44,26023,800
5歳49,34025,100
6歳55,97027,990
7歳63,22030,280
8歳72,54033,980
9歳80,70036,870
10歳89,57041,230
11歳99,69045,600
12歳113,46053,130
13歳113,46053,130
14歳113,46053,130
15歳113,46053,130
合計※1,159,560571,960

※上表0~15歳の保険料を単純合計したもの。

年齢トイプードル(犬B)
0歳4,3903,490
1歳3,9602,800
2歳4,1202,770
3歳4,4602,850
4歳4,8303,000
5歳5,2903,120
6歳5,8803,380
7歳6,5203,580
8歳7,3603,910
9歳8,1004,160
10歳8,8804,550
11歳9,7904,940
12歳11,0305,630
13歳11,0305,630
14歳11,0305,630
15歳11,0305,630
合計※117,70065,070

※上表0~15歳の保険料を単純合計したもの。

つばき少短保険料表

【上表の保険料の前提条件】
・保険料表に基づいて作成。
・「トイプードル(犬B)、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。
・「猫、補償割合70%、年払、各種割引制度の適用無し、選択可能なオプション特約は選択しない」。

【注意事項等】
※保険料は、今後の商品改定等により変更となる場合があります。
※ペット保険に加入する際、前提となる条件の違いにより保険料が異なる場合があります。実際に適用される保険料については、保険会社に問い合わせたうえで商品を選択しましょう。

※表は保険商品の内容の全てが記されているものではありません。あくまで参考情報としてご利用ください。
※記載された保険商品の詳細な内容については、必ず重要事項説明書や約款にて全般的にご確認ください。

つばき少短約款

「Lプラン」に関して、トイプードルと比べても、猫の保険料は非常に抑えられています。猫の保険を探している人は検討してみてもいいかもしれません。

ただし、猫は犬よりも通院がメインになるという傾向にあります。
つばき少短(手術プラン以外)は通院1日ごとに免責金額があるので、もし通院が多くなれば自己負担分も膨らんでいきます。これらの要素も併せて検討する必要があるでしょう。

無事故割引

更新前1年間の契約期間内に、保険金の支払いが一度もなかった契約は、次年度の保険料が5%割引される無事故割引があります。

※詳細は、重要事項説明書等でご確認ください。

無料相談もある

健康やしつけなどで困った時、獣医師に電話相談が無料でできます。
ペットのちょっとした異変や、困った行動の際に気軽に利用できるので早期発見などにも役立つのではないでしょうか。

※詳細は、重要事項説明書等でご確認ください。

窓口精算対応も

多くのペット保険は、一旦病院に全額診療費を支払い、後で領収書や、必要に応じて診断書などを保険会社に送付して保険金請求をするという「後日精算」の方法を採用しています。現在はネット完結(ペーパーレス)で請求を行えるところも増えては来ていますが、多くはありません。

対して、つばき少短は、窓口精算に対応しています。窓口精算だと、病院窓口で保険証(加入者証)提示することで、自己負担分だけを支払うだけで済みます。要するに、私たちの健康保険と同じ制度です。この方法は非常に利便性が高いですよね。

しかし、窓口精算は対応動物病院でしか利用することができません。つばき少短の対応病院は今のところ不明です。ただ、新興のペット保険であることもあり、あまり多くないのではないか、と推測できます。

対応していない場合、後日精算となります。対応病院が分からない現状では、後日精算前提で考えておくのが良いと思います。

※詳細は、重要事項説明書等でご確認ください。

まとめ:独特な補償や特約あるが、必要かどうかは要検討

つばき少短のペット保険は、ユニークな補償や特約があるペット保険です。
とはいえ、特に備える必要がないことに対しては、わざわざ保険料を払ってまで備える必要はないので、「自分にどの補償が必要か?」ということを考えてみるのも重要です。

大手のアニコム・アイペットを始め、日額・回数制限があるペット保険には、それぞれメリットがあるので、それらと比べてみるのもオススメです。

表示内容は特別に記載のない限り2021年5月14日現在の内容です。