野良猫・保護猫の避妊去勢に特化した動物病院、「いながき動物病院」に密着取材!活動への思いとは?
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獣医師の先生たちの思いや声を聞いてみよう!第1回目は、野良猫・保護猫の避妊去勢(不妊手術)に特化した、いながき動物病院の院長である稲垣将治先生にインタビューを行ってきました。TNRの重要性から日々の活動の思いまでを詳しく紐解いていきます。
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contents
そもそも『TNR』の意味とは?
「TNR」と聞いても、初めて耳にする方も多いかと思います。そのためまずは、稲垣先生のお話を聞く前にTNRについて解説します。
TNRの意味としては…
TRAP(トラップ):捕獲する NEUTER(ニューター):避妊去勢する RETURN(リターン):元の場所に戻す |
この3つの意味が組み合わさってTNRと呼びます。
環境省の統計資料を見ると、日本では犬猫の殺処分数が年々減少傾向にあると数値として挙げられていますが、それでも年間約4万匹以上の犬猫は残念ながら殺処分されているのが現状です。
引用:【環境省】統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
その中でも特に多いのが、所有者不明である野良犬・野良猫が大半を占め、内訳を見ると犬の場合は成犬、猫の場合は子猫が多く殺処分されています。
このような不幸な犬猫たちを1匹でも多く救えるように活動しているのが、今回ご紹介するいながき動物病院の稲垣将治(いながき まさはる)先生。奥様の桃子先生や協力してくださる獣医師の先生方、またボランティアの方々と共に野良猫や地域猫、そして保護犬の不妊手術(TNR)を専門とした動物病院を開院しています。
『年間8,000匹の不妊手術を目指します!』『保護猫カフェで成猫の譲渡を促進します!』というスローガンを掲げ、日々活動を続けている稲垣先生。日々の活動についてどのように考え取り組まれていらっしゃるのでしょうか。
2019年、犬猫の避妊去勢数7,616匹を達成!野良猫・保護猫の避妊去勢手術は冬がベスト
「目指せ8,000匹の不妊手術を!」を目標に日々活動されています。
―本日は、野良猫や地域猫、そして保護犬の不妊手術を専門として開院されているいながき動物病院の稲垣先生に、活動内容やTNRに対しての考えや思いなどを色々伺えたらと思っています。宜しくお願い致します。
稲垣将治先生(以下稲垣先生):宜しくお願いします。
―院内に入ってまず驚いたのですが、凄い数の猫ちゃんたちですね。
稲垣先生:いつもこれぐらいの数はいますよ。3月はまだ集計していないのですが、1月では491匹、2月は651匹の野良猫や保護猫たちの避妊去勢手術を行いましたね。
―2ヶ月で既に1,000匹以上!凄い数ですね。特に多い月とかはあるのですか。
稲垣先生:今年の3月はコロナの影響で少なくなってはいますが、どの月も連れてくる数は多いですよ。
ただ、助成金の問題や助成金を出してくれる団体などの影響もあり、特に3~4月頃は避妊去勢の件数が多くなる傾向はありますね。
―そうすると、今が1番忙しい時期でもあるということですね。
稲垣先生:そうですね。でも4月って実は、手術がしづらい時期でもあるんですよ。
―それはどうしてですか。
稲垣先生:子猫が産まれているからですね。子猫を母親の元から直ぐに引き離してしまうと、子猫は死んでしまうんです。
なので「1ヶ月ぐらいは待って頂き、子猫が離乳してから来てください」って話すんですが、今度は捕まえづらくなってしまい、避妊去勢手術もできないという悪循環が生まれてしまうんですよ。
―そうすると、さらに野良猫の数が増えてしまいますよね。
稲垣先生:そうですね。犬って排卵に合わせて交尾しないと妊娠はしません。しかし猫は犬と違い交尾する刺激によって排卵するので、ほぼ100%の確率で妊娠してしまうんです。
さらにメスの栄養状態が良ければ発情もしやすくなるので、ますます増えてしまうのが現状ですね。
毎日、様々な野良猫や保護猫たちがいながき動物病院に訪れます。
―本来であればいつ頃、野良猫や保護猫などの避妊去勢手術をするのがベストなのでしょうか。
稲垣先生:妊娠している猫が圧倒的に少ない、真冬の11~1月頃がベストですね。なので、本当は冬に連れて来てくださるのが1番良いんですよ。猫たちの負担も軽減できて安全ですからね。
「妊娠してる!」って焦って捕まえて連れてくると、それだけ猫たちの体への負担も大きくなります。
逆に連れて来る方も大変になってしまうので、お互いの為にも妊娠前の猫を連れて来てくださるのが1番ですね。
―稲垣先生のブログの中で「野良猫の手術は常に一発勝負」とありましたが、1匹1匹を妥協せずに終えるために、常に心掛けていることはありますか。
稲垣先生:限られた人、限られた時間、限られた機材の中で行っていますので、猫の動きや呼吸の仕方などを目で診て感じながら、常に気を付けて行っています。少しでも何かあれば直ぐ対処してあげますしね。
また本院の近くであれば、術後何かあればすぐに対応できますけど、分院や出張先などの遠方の場合は何かあったとしても、直ぐに駆けつけてあげることができません。
なのでなかなか気軽に「連れて来て!」とも言えませんよね。だからこそ妥協はせず、できることの最大限をして返してあげることを心掛けていますね。
避妊去勢が可能なのは生後2ヶ月から。不妊手術と同時のワクチン接種が効果的
優しく、分かりやすい説明をしてくださる稲垣先生。
―稲垣先生の所では、野良猫の避妊去勢は生後2ヶ月から行うそうですが、身体への負担は大丈夫なのでしょうか。
稲垣先生:身体への負担はそこまでないですね。小さい子猫の方が麻酔から覚めるのは早いですし、回復力も高いですから。
さすがに生後1ヶ月だと体が冷えてしまうのでリスクはありますが、生後2ヶ月齢以降であれば問題なく行えます。逆にリスクが高いのは子猫よりも妊娠している成猫なんですよ。
―体の小さい子猫よりも、妊娠している成猫の方がリスクがあるというのはどうしてですか。
稲垣先生:妊娠中はストレスも溜まりやすいですし、免疫力が低下している時期でもあります。さらに身体への負担も大きいため、時々手術に耐えきれなく死んでしまう子も出てきます。
だからこそ、子猫よりも妊娠中の成猫の方がよっぽどリスクは高いといえますね。
―ペットの犬や猫の避妊去勢手術の場合、術前検査を行う動物病院がほとんどですが、野良や保護された犬猫の場合も同様に行うのでしょうか。
稲垣先生:野良猫って基本触れない子がほとんどなので、術前検査は行いません。その代わり、状態を診た上で麻酔の量を調整することはあります。
また診た段階で「この子はちょっと危険だな」と感じた場合は、血液検査をすることもありますね。
基本的にここに来る子たちは、全く知らない猫たちなのでいつ豹変するかわかりません。なので、基本手術するまでは極力触らないようにしていますね。
麻酔はケージ越しから行っています。
―だから先程も、麻酔を打つ際はケージ越しに行っていらしたんですね。
稲垣先生:そうですね。お互いの安全のためにも、術前は極力触りませんね。
―稲垣先生の所では、不妊手術とセットでワクチン接種もされていますよね。同時に行うことへのリスクはないのでしょうか。
稲垣先生:猫たちの体には基本的に副作用は少ないです。逆に1回でもワクチンを打っておくことでパルボウイルスへの免疫でき、その後もかなり長期間にわたって免疫が上がっていると証明されています。
パルボウイルスは、免疫を持たない猫が発症すると致死率の高い恐ろしいウイルスですが、ワクチン接種がかなり有効です。
また、うちではなるべく副作用の少ないワクチンを使用しています。そのため、ここにくる猫たちの95%はワクチンを打っていきますよ。
―ほぼ100%の子たちはセットで行われていくんですね!術後についてもお伺いしたいのですが、避妊去勢をした犬猫って後日抜糸をすることが多いと思うのですが、稲垣先生のところでも抜糸は行われるのでしょうか。
稲垣先生:うちでは、抜糸が必要ないよう溶ける糸を使用して内側から縫うようにしています。そのため、一度手術をしてしまえばここに来る必要はないですね。
そもそも基本触れない猫なので、抜糸に再来院はできません。
耳カットされている猫は不妊手術済み。猫のためにも耳カットはとても重要
耳カットは、性別によってカットする左右の耳が変わります。この子の場合は左耳カットなのでメスです。
―避妊去勢を終えている猫ちゃんたちを見ると、どの子も耳がカットされているんですね。
稲垣先生:通称「さくら耳」や「さくらねこ」と呼ばれています。カットの形がまるで桜の花びらみたいでしょ?これは、不妊手術済みの印でもあるんです。
耳をカットすることで、間違えて連れて来られる心配もないし、手術のする・しないの判別にも繋がっています。
―さくら耳のマークがあることで、保護活動をしている人やボランティアの方も見分けがつきますもんね!
稲垣先生:そうですね。でも時々手術してあっても耳カットがない猫が、間違って連れて来られるケースもあるんです。また、見た目で判断できないので麻酔をかけることになります。
その時、分かりやすい傷跡があれば「不妊手術済みだな」ってわかるんですけど、そうでないと再度お腹を開けなければいけない。
そうなると猫たちの身体に大きな負担をかけてしまいますので、耳カットはとても重要な役割があるんです。
―なかにはさくら耳を見て「かわいそう」という方もいますが、そういう意味合いがあるということを知って欲しいですね。
稲垣先生:ですね。耳をカットする際は、麻酔をして眠らせている段階でカットをするので痛みはありません。
また止血もきちんとしますので、その後の出血もほとんどありません。
猫の負担軽減を減らすため、また誤って捕獲するのを防ぐためにも必要なことだということを知って欲しいですね。
不妊手術の9割近くは猫。では、野良犬や保護犬の場合はどうしているのか
なるべく負担を掛けないように、スピーディーに手術を行います。
―稲垣先生の所は、主に野良猫や保護猫が中心ですけど、もちろん野良犬や保護犬も来るんですよね?でも最近野良犬って見ませんけど、来院されたら対応されるのでしょうか。
稲垣先生:基本、野良犬は手術はしません。そもそもTNRができないんですよ。
―TNRができないというのは、どういった理由があるのですか。
稲垣先生:犬の場合、厚生労働省令が定める『狂犬病予防法』という法律があり、野良犬は全て捕獲して保健所で抑留しなくてはいけないことになっています。
だからTNRのR、つまり元の場所に戻すことが不可能…TNRができないんです。
―確かに…リターンはできないですね。
稲垣先生:なので、うちに来る犬の場合は主に保護された犬ですね。
または、ボランティア活動をされている方が保健所やセンターなどから犬を引き取ってその後譲渡したいという場合に連れて来ることがほとんどですね。
野良猫・保護猫をTNRするメリット、それは『人とのトラブルを防ぎ、猫が悪者にならないようにするため』
―稲垣先生にとってTNRをするメリットとはなんでしょうか。
稲垣先生:繁殖を防ぐことも1つのメリットでもあるのですが、やはり1番は人と人との猫に関するトラブルを未然に防ぐことが1番大事であり、メリットにも繋がると考えますね。
―それはどうしてですか。
稲垣先生:例えば、畑のど真ん中に建っている家の場合は隣近所に誰も人がいないから、多少猫が増えたとしてもあまり近隣の人は困らないですよね。
でも、住宅が密集している地域の場合、猫が増えることで近所間のトラブルが増えてしまう恐れがあるんですよ。
「野良猫は何も悪くない」と話す稲垣先生。
―全ての人が猫好きってわけではないですものね…
稲垣先生:殺処分される動物、餓死、感染症などの病気で死んでしまう猫を減らすという意味に関しても、もちろん大事な理由の1つだと思います。
でもまずは、人とのトラブルを減らすように持っていかないと猫が悪者になってしまうんですよ。
そこから動物虐待にも繋がり兼ねませんので、僕としてはそこを重視して考えながら手術を行っています。
―猫は何も悪くないのに悪者扱いされるのは、目に余るものがありますしね。人と猫といえば、近年多頭飼い放棄や崩壊が取り上げられていますが、そういった猫たちの避妊去勢手術も行うことはあるのですか。
稲垣先生:基本は野良猫・保護猫が中心ですが、多頭飼育崩壊や多頭飼育崩壊予備軍の家庭では飼い猫であっても耳カットをして手術を行いますね。
―耳カットは、例え飼い猫であっても行うんですか。
稲垣先生:多頭飼いの場合だと、どれが手術した子なのかわからなくなるんですよ。
例えば8匹ぐらいの避妊去勢手術がされていない子がいると、次の1年後には必ず30~40匹に増えてしまいます。
もし1年に2回、妊娠・出産したらその倍以上の数に膨れ上がってしまいます。だからこそ、例え飼い猫であっても耳カットは行わせてもらっていますね。
―今まで稲垣先生が出会った中で、多頭飼いで困ってしまっているご家庭はありましたか。
稲垣先生:僕が行った所では、100匹ぐらいの猫と暮らしているご家庭がありましたね。
1階の平屋建てのお家でしたが、行ったらなんとウンチが積み上がっていて異臭が凄かったです。この状態だと、人がまともに生活を送ることなんてできないですよね。
やっぱり、どんなに猫がかわいいと思って飼ったとしても、生活が壊れてしまっては元も子もありません。
お互いの幸せのためにも、避妊手術は必要ということを知ってもらいたいなと思いますね。
犬猫の殺処分数は数字でしかない!現実はもっと残酷で悲しいもの…
―毎年環境省から、犬猫の殺処分数の状況が発表され、年々殺処分数は減少傾向にあると伝えられていますが、現場の最前線にいる稲垣先生から見てそれは実感としてありますか。
稲垣先生:あの数字は数字でしかないですね。実際は、たくさん野良猫はいるし、たくさんの子猫が死んでいます。
減少傾向にあるのは、保健所やセンターが「これ以上受けいれはしませんよ」とシャットダウンしているのもありますし、もちろんボランティアさんたちのおかげで減少傾向に繋がっているケースはあります。
しかし現実問題、野良猫の環境がよくなったとは感じないですね。
―では、どうすれば犬猫の殺処分数が本当に減少していくのでしょうか。
稲垣先生:どうすればいいのか明確なことはわかりませんが、少なくても不妊手術を長年積み重ねて行うことがスタンダード、当たり前のことって思う人・考えられる人が増えない限りは、野良猫の現状や殺処分数は変わらないと思いますし、動物の虐待もなくならないと思います。
私たち人が野良猫に対しての考え方・意識を変えていかなくてはいけない。
―私たち人の意識が変わらない限りは、殺処分数0への実現は到底難しいということですね。
稲垣先生:最終的には人と人との問題なんですよね。皆が野良猫に対してどのように思い、考えを変えていくか、また意識を飼えるかで変わってくると思うんです。
極論、1匹目の子に対して避妊去勢をしていれば、ここまで数は増えないですし、殺処分されることはないんですからね。
―早い段階から気付けば、ここまでの数には膨れ上がりませんしね。
稲垣先生:1回増えた段階で「これは危険だ」と思えば、まだいい方なんですよ。
問題は2回目以降。2回目以降になると、崩壊状態になってしまうんです。だからこそ、早めに気付く・そして知ることがとても大事ですね。
―これ以上殺処分数が増えないためにも、私たちができることはありますか。
稲垣先生:少なくとも、自分のお家にいる子たちは増やす必要はないですね。
もしどうしても個人で繁殖をしたい・してみたいと思うのであれば、今いる子はもちろん、産まれて来る子たちの世話や里親を見つけてあげられる能力がある人だけにしていただきたいですね。
安易な気持ちで増やすのは絶対に止めてもらいたいです。
―飼えなくなって捨てるという行為が増えれば、それだけで繁殖のリスクを高めることになりますしね。
稲垣先生:飼い猫と野良猫って一緒の動物のはずなのに『野良猫』というだけで、虐げらえることが多いんですよ。
野良猫は汚い・怖いとイメージを持たれる方もいますが、そもそもそういう環境を作っているのは人なんだということを理解していただきたいですね。
野良猫に歩み寄る姿勢をより多くの人が持つことで、今の減少は少しずつ変わってきます。だからこそ、1人でも多くの人に現状を理解していただきたいですね。
TNRの動物病院とペットの動物病院は、うまく棲み分けをして共存することが大事である
猫たちの呼吸を診ながら黙々と手術をこなす獣医師たち
―稲垣先生にとってTNRに特化した動物病院の重要性はどのようにお考えですか。
稲垣先生:僕は決してTNRの病院を増やしたいとは思っていません。お声が掛かれば「行きましょうか?」って考えなんです。
当院は1回の手術に多くの獣医師を連れていくことができ、たくさんの数を行えることが強みだと思っています。
また、1日に多くの犬猫たちを安全に手術を施し、ボランティアさんや元いた場所に戻すことができる、そういう役割ができるのがTNRに特化した動物病院の重要な役割を果たしているのではないかと思いますね。
―TNRに特化していない普通のペットを診る動物病院にも協力を仰ぎたいことはあったりしますか。
稲垣先生:できれば、現地の獣医師の先生方に野良猫の避妊去勢手術をしてもらいたい気持ちはあります。そうすれば僕たちとしても助かるし、分院を増やす必要性もないですからね。
しかし、現地の獣医師の先生たちも自分の診療が大変でそこまで手が回らない、またできたとしても野良猫と飼い猫の接触によって感染症のリスクが高まることに懸念を抱くことも少なくありません。
また、病院によっては野良猫を扱うテクニックがない場合もあります。だからこそ、TNRをする動物病院とペットを診る動物病院の棲み分けが大事だと考えています。
―どのような棲み分けをするのが良いのでしょうか。
稲垣先生:例えば、野良猫は当院で手術をします。しかし飼っている猫や今は野良猫であってもこれから飼おうと考えている猫は基本的に手術をお断りしています。その方が地域の病院とうまく共存し合えると思うんです。
相手の領域を侵さずにうまく共存することが大切なのではないかと思いますね。
これからも、1匹でも多くの野良猫・保護猫に力を入れる
―稲垣先生の今後の目標について教えてください。
稲垣先生:僕が手術をしなくてもいい病院を作ることですかね。現状だと、どうしても僕が先頭に立って手術をしなくてはいけません。またその片手間で獣医師の教育や育成、病院の経営をしなくてはいけないので、色々と限界が生じてしまいます。
でも、極論として僕が現場に立たなくても良い状態になれば、現場以外のことに集中して励むことができますし、難しい手術などが出ればそれに集中することができる。
また色々な人に任せることができれば、今よりももっと多くの避妊去勢を行えることも可能になります。
だからこそ、僕がいなくても何でもできる強い体制ができるようにしていきたいですね。
◆プロフィール◆ 稲垣将治(Masaharu Inagaki)獣医師 出身地:東京都 出身校:日本獣医生命科学大学 いながき動物病院のHP:http://inagakiah.com/ 【獣医師として大切にしていること】 ~HISTORY~ 大学は、日本獣医生命科大学に入学。獣医師になるために勉学に励みながらも、高校生の頃から活動していたラグビーサークルに所属。ポジションは「スタンドオフ」。 日本獣医生科大学卒業後は、東京都内の動物病院に勤務の傍ら、同時期にTNR専門の動物病院に非常勤で勤務。 その後、千葉県の動物病院に院長として勤務し、2014年『いながき動物病院』を開業し、野良猫や保護猫、保護犬の不妊手術を専門として活躍。年間8,000匹の不妊手術を目標に、保護活動のボランティアさんや団体の方々の協力を仰ぎながら、手術をこなしている。 また『保護猫カフェさくら』も運営。保護猫の譲渡会も定期的に行っている。(※現在、コロナの影響に伴い、譲渡会中止中) |